春は嫌いです。
みんなが浮かれてるから、桜が散るから。
でも、春の夜は好きです。
春の宵、って感じで。
美しいものが美しいのは、
誰かが見てるからじゃないのなら、
昼のみんなが見てる春の美しい景色より、
誰も見てない今くらいの時間の春の景色のほうが好きです。
誰も見てないから私も見たことないですが。
草木も眠る、丑三つ時、という言葉が一番良く似合うのは
春の夜だと思います。
昼と違ってただ美しくある為に美しいというか、
そういうのが春の夜だと思います。
綺麗なものも汚いものも全部が眠っているみたいな
春の夜は惹かれます。
汚いものにふたをして、綺麗なものだけを見るから春は嫌いですが、
綺麗なものにもふたをかける春の夜はかっこいいです。