さて今回は今夏と言うことで身も心も寒くなるような話を作りました・・・・・
今回の話「怪階段」は完全自主制作です・・・・・
ではどうぞ・・・・・
「やっと終わった~」
残業をしていた僕と先輩は声を合わせて言った
僕らは今古びたビルでパソコン関係の仕事をしている
ふと時計を見ると時刻は午前2時を回っていた
僕はそれを見ると鳥肌が立った
実をいうビルは霊などが出るといわれるところとして有名である
証拠に過去に3人このビルで働いていた職員が原因不明の状態で死亡していた
僕はそんなところだとは知らず給料が高いというだけで入ってしまった
そんなことを思っていたら怖くなってしまい今夜は先輩と一緒に帰ることにした
僕はエレベーターのところまできてエレベーターのボタンを押した
しかし何分たってもエレベーターは来ない
先輩は「しょうがない 非常階段からいくか」と言った
僕はしぶしぶ頷いた
エレベーターの場所から50Mほど歩いたところに非常階段の入口があった
だがなぜだかそこの場所だけ雰囲気が違った
思い切ってその扉を開けた
すると開けた途端ただならないほどの殺気を感じた
僕の後ろにいる先輩は何もきずいていないようだか
気のせいか・・・・
僕たちは階段を下りはじめた
6階を過ぎたあたりだろうか、なんだか奇妙な音が聞こえるようになってきた
カタッ・・・・カタタタタ・・・・カタッ・・・カタタタタ
という誰かが後ろから追いかけてくるような音
「先輩この音なんでしょうね?」
と僕が言ったが返事は返ってこなかった
さては先輩も怖いんだなと思い足を進めた
それから2分はたったがいずれも奇妙な音は聞こえてくる
だんだん苛立ってきた僕は気を紛らわそうと先輩に声をかけた
「先輩ほんと長いっすね~」と声をかけたがまた返事が返ってこなかった
変に思い再び先輩に声をかけようとしたその時
後ろから突然「ギャー!!」という悲鳴が聞こえた
僕はゾクッとした
後ろを振り返ろうとしたが怖くて振り返らずにダッシュで階段を駆け下りた
すると4階を過ぎたあたりから奇妙な音が声に変わった
「キヒヒヒ・・・」という笑い声「デテオイデ」とという声に
僕はもう心臓が張り裂けそうなくらいに心臓が暴れていた
ここを抜け出したいという気持ちだけで猛ダッシュをした
さらに2階を過ぎたあたりからさらに
「イマスグラクニサセテヤル!!」「デテコイ!!」
という声が加わった
さらに僕に追い打ちをかけるかのように後ろから何人ものが追いかけてくるような足音も
「もういやだー!」と叫ぼうとしたら前方に出口が見えてきた
急いで扉を開けようとした
が
「開かない・・・」
扉が開かないのだ!!
僕は必死で叫んだ
「誰か助けてくれー!!誰かー!!」
その途端真後ろに殺気を感じた
「ミツケタ・・・・・」
僕は小さな悲鳴をもらした
「やばいやばいやばい!!頼むから開いてくれ!!」
その願いが通じたのか扉が開いた
無我夢中で逃げようとした
が
遅かった・・・
「ドコニイク・・・・」
暗闇に悲鳴が響いた・・・・・
怪階段
END
少しは涼しくなったでしょうか・・・・・
ではまた・・・・・・・・