前回の投稿「紫外線対策は大丈夫？」
でも書いていますが
紫外線は肌老化の一番の敵です！
日焼けで肌が黒くなるのは、表皮のメラノサイトが紫外線の侵入を防ぐために
メラニン色素を大量につくるはたらきによるものです。
メラニン色素は表皮では紫外線を吸収し、細胞内では日傘の役割をして
細胞のDNAを守るというシステムがあります。
しかし、多量の紫外線を浴びるとメラニンが過剰につくられるだけでなく、
DNAに傷がついていつまでもメラニンをつくり続けたり、排出がうまくできなくなって
肌に色素が残り、シミができてしまいます。
日焼け止めの基礎知識として
これを知っておくとよいと思います
http://www.lorealparisjapan.jp/uvalab/
紫外線A波（UVA）
真皮層で肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを破壊し、
シワやたるみを引き起す性質があります。
メラノサイトを刺激してメラニンの発生を活性化します。
紫外線B波（UVB）
真皮までは達しないものの、表皮細胞のDNAに傷をつけたり
コラーゲンを破壊する酵素のはたらきを活性化させる性質があり、
A波が与えるダメージを助長します。
UV化粧品に記載されているSPFやPAは
SPF（サンプロテクションファクター）
UVBに対してどの程度防ぐか
PA（プロテクション グレイド オブ UVA）
UVAに対してどの程度防ぐかを表しています
SPF1で日焼けが始まる時間を20分遅らせると言われていますので
例えばSPF20なら20×20分＝400分（6時間40分）遅らせることができます。
PA＋（UVA防止効果あり）、PA＋＋（UVA防止効果かなりあり）、PA＋＋＋（UVA防止効果非常にあり）と＋が増えるごとに効果が高くなります。
実際に必要なSPF、PAは
日常生活ではSPF10～20程度、PA＋で充分です。
レジャーやスポーツなどでより紫外線を浴びる場合には数値が高いものを選ぶ必要があります。
結局のところ、お肌のためには紫外線を浴びないのが一番。でも、全く日に当たらない生活なんてできません。
あとで後悔しないためにも早めの紫外線対策をしましょうね
