老後っていつからなのだろう。
定年迎えると老後スタート?

家人はこの春、一応定年になったから
わたしの年齢に関係なく
我が家も老後生活となったのだろうか。

「子供のいないひとの老後は寂しい」

耳にタコができるほど聞いたフレーズだが。
世間的に老後生活スタートした我が家は・・・

今のところあまり
当てはまらない気がする。

まぁスタートしたばかりだから
平均寿命に達するまで
気持ちも変わるかもしれないけれど。

動き回っても
あまり汗が出ない。
心地よい季節になった。

空の色も
雲の形も
木の葉の色も
みんな素敵だ。



わたしのなかにあった
子供を持ちたいという気持ち

自分ではけっこうあるつもりだったが
自分が思っていたほど大きくなかったのかもしれない

あまり大きいと言えない
その気持ちが不妊治療を受けている間に
少しずつ少しずつ萎んで
小さくなっていった

あの頃は周りのせいにしていた
帰省するたびプレッシャーかけるひとたち
「まだなの?」「早く親御さんを安心させてあげなさいよ」
「病院を変えてみたら」「とにかくひとりは産みなさい」
「子供を産まない女は一人前でない」

よってたかって皆でプレッシャーかけまくるから
子供産む気持ちがなくなったんだとかね。

子供が産みたいという気持ちが
もともとそんなに大きく強いものでなかったから
自然消滅していっただけのこと。






子供のいない理由を訊かれたり
「まだ産める、大丈夫」と言われたりすることも
ほとんどなくなった。50代とはそんな年代なのだ。

なにか訊かれやしないか
言われやしないかと
ビクビクしていた30代。

「○○才でも産んでるひとがいる」
「まだまだ大丈夫」
汝の決意は岩のようにかたいのかと
どのくらいか試してやろうという様な
言葉がかけられた40代。

ようやくだ。
30代で決心して
50代で安定期。









自分と同じく子供がいないひとに
子供ができた 子供が生まれた

「子供が生まれたら、あのひとすっかり変わってしまった」
そんなふうに思うひともあるだろうけど

そのひとは大変身したのではなく
そのひとのなかにあった
ある部分が顕著になってきただけでは
ないかなぁと思う

変わったと思える部分も
以前あらわれていた部分とあわせて
そのひと自身