「保険なんて、世界どこでも同じでしょ」
「せっかくの香港で、掛け捨てにする意味がない」
そういうと、エージェントのRさんは
「掛け金が増えない保険なんてありません」
「安定した資産運用のひとつなんですよ」
半信半疑だった
保険というと、死んだ時か病気になった時だけ
やっと恩恵にこうむれるだけの商品だと
感じていたからだ
ましてや昨今の不払い、商品の説明不足……
CMでなんとなく、ヒューマンなイメージで
売っている(ように感じる)のが、日本の保険会社だ
だが、その実態はもっといやらしい
ニッセイや第一といった旧来型の国内大手
アリコといった広告ばかりにお金をかけるカタカナ大手
彼らのやっていることは銀行と大差ない
顧客から保険料を預かって運用するわけだ
利益を生まないと、
どこかの大手の「なんとかレディ」なんて
養っていけないだろう
保険料の運用先は、格付けの高い債券が中心だが
大都市の一等地でビルや駐車場などを持ち
我が物顔で「他人のお金」を運用している実態は
あまり語られにくい現実だ
それは悪いことではない
ただ、問題はその保険料を通して
膨大な運用益があるくせに
一般の顧客にほとんど還元されていないことが重要なのだ
さらに保険商品を販売する代理店の報酬もかなり高い水準
道路業界と同様に
保険業界もそれだけ「おいしい」業界なのかもしれない
Rさんの話を聞くにつれ
自分の無知さを知ることになるのだ