近々『ジョーカー』の新作を観るので、過去のジョーカー作品をおさらいしていこうと思います。
まず、初代ジョーカーからです。
(正確にはドラマ版のジョーカーが初代みたいですが)
この映画のジョーカーはジャック・ニコルソンで、映画史に残る名演とよく聞きます。
確かに、バットマンよりジョーカーの方が目立っていますね。
悪役が主役より目立つ映画っていろいろあるんですけど、僕は以前記事にした『アンタッチャブル』がまず思い浮かびます。
そうなったのも『バットマン』のジャック・ニコルソン、『アンタッチャブル』のアル・パチーノ、どちらも俳優の力が大きいんですけど、それだけじゃないなぁってところがあって。
出番の多さが全然違うんですよ。
『アンタッチャブル』でのアル・パチーノの出番ってホント少ないんです。
よくあの短い出演時間で、あれだけのインパクト残したなぁと感心させられました。
それに対して、『バットマン』のジャック・ニコルソンは出番が多いどころか、彼を中心に話が進むんです。
ふつうのヒーローものって、主役が中心に話が進むものなんですけど、この『バットマン』はジョーカーがいろいろ悪さをしてると、どこからともなくバットマンがちょっかいを出してくる。
この映画の場合、バットマンよりジョーカーの方が主役っぽいと言われてもおかしくありません。
ヒーローものとしては、ちょっと変わった視点から話が進むように感じました。
もう30年も前の映画なのに、僕は新鮮に感じてしまいました。
僕があまりヒーローものを観ないせいもあるかもしれませんけど 笑
こういう書き方すると、ジャック・ニコルソンのインパクトは演出のおかげみたいに聞こえてしまうかもしれませんが、もちろん彼の演技力のおかげでもあるわけです。
演技を語れるほど語彙力がないのが悔しいですが、このジョーカーは本当に気味が悪いです。
後半でお金をばら撒きながらパレードをする中で、陽気に踊るシーンがあるんですが、そのときのジョーカーがホントに気味が悪いんですよ。
楽しそうにしている姿が気味悪いって、悪役としては完璧じゃないですか。
やっぱりジャック・ニコルソンってすごい俳優なんですね。
こういうヒーローものってストーリーが分かりやすくて、楽な気分で観れるからありがたいですね。
極端な話、別の作業をしながらだって観れます。
集中力のない僕にとっては、こういう映画は助かりますね 笑