2024.09.16
Ado JAPAN TOUR 2024
モナ・リザの横顔
マリンメッセ福岡A館
ご本人がツアーが終わるまで内容はSNSなどに書かないで欲しいと言っていましたが、今日ニュースでその様子が流れていたので投稿します。
10/14の横浜公演、12月の名古屋の振替公演に行く方は読まないでください。
もう40歳にもなるので、若い人たちに混じって観にいくのは少し抵抗がありましたが、会場を見渡すと僕と同世代、あるいはそれ以上の方もたくさんいました。
反対に、小学生くらいのお子さんがたくさんいるライブ会場も初めてでした。
それくらい、幅広い年齢層に愛されているんですね。
ライブBlu-rayを購入して鑑賞していたのでその存在は把握していましたが、オープニング映像の後にAdoが入って唄う檻がせり上がってきた瞬間は大歓声でした。
僕はちょっと漫才のつかみみたいだと笑えてしまいましたけど 笑
1曲目は 「心という名の不可解」 、続いて 「逆光」、僕が好きな曲が立て続けに唄われました。
Adoの歌声はロック・ナンバーが映えますね。
3曲目はもっとラスト近くに持ってくると思っていた 「唱」 。
オープニング3曲から飛ばしてましたね。
自分は1人参戦のライブではあまりはしゃぐ方ではありませんが、この3曲で結構テンション上がりました。
その後もMCなしで次々とニューアルバム『残夢』の曲を中心にライブが進行していきました。
驚いたのは「うっせぇわ」「新時代」「私は最強」を外してきたこと。
絶対唄うと思ってたけど、セットリストから外してきましたね。
さらに意外だったのは「DIGNITY」「向日葵」「いばら」あたりのニューアルバム収録曲でタイアップまで付いた曲が唄われなかったこと。
この辺は聴きたかったファンも多かったでしょうけど裏切ってきましたね。
これはこれらの曲を聴くために次のライブも行かざるを得ませんねぇ 笑
Blu-rayで観ていて、テンションが上がったせいなのかがなりやシャウトを多用してしまい、その後の落ち着いて歌うところも声を張り上げ過ぎているなぁと思うことがありました。
自分もバンドのボーカルをしているので分かるんですが、ちょっと頑張りすぎて、その後がなかなかトーンダウンできなくなるんですよね。
けれど、今日のライブではそのようなことはほとんどなく、安定した歌い方でした。
まだ二十歳そこそこの若いボーカリストなので、成長してるんですね。
それに結構動いてますよね、Ado。
動きながら唄うと息切れしてしまうことがあるんですが、それもありませんでした。
Blu-rayで観るより動きもキレキレでしたし。
Blu-rayではちょっと振りが遅れそうになってるところがありましたから 笑
「オールナイトレディオ」の間奏はアホの坂田師匠の歩き方に見えましたけど 笑
サプライズはアンコールに詰まっていました。
スクリーンにギターを抱えた胸部の薄暗い映像。
コードをジャーンと鳴らしますが、お世辞にもプロのサポート・ギタリストとは思えない歯切れの悪さだと思いました。
さらにジャーン、ジャーンと数回鳴らすうちに会場がどよめいて気付きました。
ギターを弾いていたのはAdoだったんです。
驚きましたね。
失礼ですが、楽器は弾けないと思っていたので 笑
さらに驚いたのは2曲目…
聞き覚えがあるイントロだな、と思っていたら、なんと結束バンドの「あのバンド」 !
思わず「えっ、嘘!?」って声が出てしまいました。
アニメ、特に女の子がわちゃわちゃしてるアニメが苦手でほとんど観ない僕ですが、珍しくハマってBlu-rayまで購入し、ギターで劇中曲の練習もした『ぼっち・ざ・ろっく!』。
そんなアニメの曲を唄ってくれるなんて僕にとって嬉しすぎるサプライズでした。
この記事が出た頃には『ぼっち・ざ・ろっく!』の原作者、声優の皆さんにもこのサプライズを耳にしていると思うので、反応が楽しみです。
この曲が生で聴けたことはAdoと『ぼっち・ざ・ろっく!』両方のファンに自慢したいです 笑
ラストナンバー前のMCではこれからもいろいろなことに挑戦することを話していました。
ステージでのギター演奏もそのひとつだそうです。
そしてラストナンバーは作詞・作曲Adoの曲。
曲調はストレートなハードロックで僕好みでした。歌詞は暗くて闇深でしたね 笑
これから、本人が作詞・作曲したナンバーも増えていくんでしょう。
これまでは "歌い手" という看板があり、他の人が作った曲を歌うことがアイデンティティのようになっていましたが、今後はひとりの "アーティスト" としていろいろなチャレンジをしていくことでしょう。
ただ、やはり様々なアーティストから提供された曲を彼女の多様な表現力で歌い手Adoの曲にしてしまうのも彼女の魅力でもあるわけなので、今後も楽曲提供は受けて欲しいですね。
中年のおじさんがこのような若手向けのアーティストのライブに参加するのもどうかと思いましたが、やはりいろいろなアーティストのライブに行くのは楽しいですね。
年齢がどうとか言って尻込みするのはもったいない。
行きたいものは行くべきですね。
これからも若手向けのアーティストのライブ行きます!
そして、脅威的な歌唱力と控えめな性格(僕が見た限りでは…)の中に秘めたたくましいチャレンジ精神で素晴らしいライブにしてくれたAdoをこれからも追いかけます。
Ado最高!!