タイトルからして意味深な作品で、発売を楽しみにしていました。

『Luxury Disease』を和訳すると "贅沢な病気" …ONE OK ROCKのメジャーデビューアルバム『ゼイタクビョウ』を思わせるタイトルです。

先行配信された "Save Yourself" は久しぶりにハードロックナンバーだったし、これは原点回帰したロックな面を押し出したアルバムになるんじゃないかと思っていました。


確かに前2作の『Ambitious』『Eye of the Storm』よりディストーションの効いたギターが聴こえるハードロックな曲が多く聴けました。

けど、原点回帰したと言うよりは、80s〜90sのアメリカンロックにインスパイアされているようでしたね。

もちろん、最近の傾向であるR&Bやカントリーも匂わせていますが。

いちばんのベースになっているのはそのような懐かしいロックだと思います。

久しぶりにツイン・ギターを聴いたような気がしましたし 笑

ただ、この古臭い感じは批判の対象にもなりやすい気がします。

"Neon" "Wonder" は特に叩かれやすそうな気がします 笑


Takaの高音が聴ける箇所も増えましたね。

『Eye of the Storm』はTakaの高音は少し抑え気味の印象でしたけど。

年齢とともにハイトーンなボーカルって難しくなると思うんですが、Takaは衰えを感じさせませんね。

先日行われましたフェスでは、"Save Yourself"はキーを下げて歌われたとネットで見ましたが、それが本当ならこのアルバムの曲のうち何曲かはライブではキーを下げて披露されるかもしれませんね。


ファーストインプレッションでの全体的な曲の印象は少し薄めでした。

ワンオクの曲って一聴で耳に残るキャッチーなものが多いですが、今回のアルバムは一巡目ではあまり印象に残る曲はありませんでしたが、何巡かするうちに味が出てくる曲が多かったです。

僕がこのアルバムで一曲を挙げるなら "Let Me Let You Go" はよかったですね。

現在のワンオクを表すのにピッタリな曲です。

個人的に楽しみにしていた藤原聡(Official髭男dism)とのコラボ曲 "Gravity" もよかったですね。

けど、せっかく今のJ-POPを背負うボーカリストとのコラボ曲なので、もっとJ-POPテイストのメロディの曲でもよかった気もしますね。


今回のアルバムでは国内ツアーより先に北米ツアーから始まりました。

先日のフェスでの煽りが少し騒がれましたが、今回の日本ツアーはどうなるのか気になりますね。

その際には是非チケットを取って参加させてもらいたいと思っています。