こういうまっすぐな映画に感動できるくらいにはまだ僕も卑屈ではありませんでした 笑

ウッチャンは人のよさが笑いにも映画にも出ていると思います。

ベタにいい話、それだけの映画だけど面白かったです。 

好きなシーンも多かったです。

高校の中庭で行った表現劇、アクロバティックPR、学生時代の経験を無人島で活かすシーン。

子どもの頃から観てきたウッチャンらしい笑いで、観ていて安心感とか心地よさみたいものを感じました。

でも、いちばんおかしかったのは、主役を含めいろいろなキャストが少年〜青年期と壮年期で別の俳優を使っていたのに、主役の両親はずっと平泉成と宮崎美子だったことです。

ところどころ出てくる両親がずっとその2人なので、「役者変えないんだ」と笑ってしまいました。

振り幅50歳くらいでしょうか?

特に平泉成は若い頃と年老いてからであまりに違うので、どちらが素に近いのか気になりました。

ラストもベタだけど、それが正解であって、ウッチャンらしいラストでした。

他の監督がこのラストだったら少し不満に思うかもしれないけど、ウッチャンだからこれでいい、と妙に納得してしまいました。

あくまで演技ではあるけれど、この主役はウッチャンそのままの人物であると思います。

この映画を観て、ウッチャンがまた好きになりました。

そして、「僕も何か頑張ろう」という気持ちになれた気がしましたね 笑