ぼくのファンクラブ -20ページ目

逃避行実況中継2日目(17:00 )

無謀と思われがちな松岡です。

すでに宿を予約してある
瀬戸内海上の途中の島〈瀬戸田町)
を目指します。

レンタサイクル屋のおじさんは言いました。
「まあ2時間もあればいけるで」
「坂道いうても、まあ、行けんことはないし」

バイク屋のおじさんは言いました。
「今から!? 2時間では行けんで」
「アップダウン厳しいぞ…」

どうする、どうなる。

といいつつ、すでに因島の手前。

そうです、僕はチャレンジャーなのです。

逃避行実況中継2日目(16:00 )

運動不足と思われがちな松岡です。

確かに数日前、階段をダッシュして、
膝がピキッていいました。

さて、四国まで、どうするか。
手荷物多いけど、
男ならやはりチャリでしょう!
(根拠なし)

レンタサイクル屋さんで
親切なおじさんに対応してもらい、
唯一荷台のついたチャリをゲット。

いざ出陣です。

…チェーンが空回りするんですけど。

ただいま、バイク屋さんで修理中。
「ボロやな~これ」

…難航しております。
でも荷台付きのチャリ、これしかないしなあ。

まさに人生、空回り。

逃避行実況中継2日目(14:00 )

猫好きと思われがちな松岡です。

やっぱり猫が好き、とか言うと
もたいまさこの顔が浮かびます。

尾道は猫が似合う町です。

石坂にごく普通に馴染んでいるし、
住民票まで持ってそうな勢いです。
地元の方も猫を愛でていて、
思わず握手したくなります。

ランチは[やまねこ]というカフェで。

尾道やるやん、と唸りたくなる、
オサレなカフェ。
面白いのは、このお店では
「1neko=100円」
という通貨が適用されていること。

店員さんもマリーちゃんみたいで
カワイイにゃ。

逃避行実況中継2日目(12:30 )

祭好きと思われがちな松岡です。

どっちか言うたら人ごみは苦手ですが、
祭もおもろいやんけ
ワッショイワッショイ。

尾道みなと祭は大いに賑わっています。

商店街は出店であふれ、
地元民から観光客まで
活気に満ちています。

僕は商店街の駐車場を
映画館に見立てた特設会場で
『丹下左膳』を観ました。

スクリーンを尾道帆布(はんぷ)
で作ったという話をスタッフさんから聞き、
そのまま尾道帆布の店へ。

…バッグ買っちゃった。

チャリで四国へ行くつもりが、
手荷物多くて途方に暮れています…。

逃避行実況中継2日目(10:00 )

寝不足と思われがちな松岡です。

おはにょーごだいまふー。
らいじょうぶ、ねぶくないなのら~。

昨日は旅館に戻ったのが
随分と深夜に及んでしまいました。

旅の恥はかき捨てとばかりに
海岸沿いでナンパしたり
スナックのママに癒されたり、
したわけではなく、
ある方たちとお会いしてたのです。

ファンクラブとは別件なので
詳述は避けますが、
なんていうか嬉しかっんです。

僕以外にも、
同じようなことを考えている人が
世の中にはいらっしゃる、ということが。

萌え~(違うか)。

逃避行実況中継(04:00 )

何かと誤解されがちな松岡です。

恐らく天敵と称した後輩も、
今後は僕のマドンナとして
ファンクラブを後押ししてくれることでしょう。

僕はいま、猛烈に幸せです。
とってもハッピー気分で、
お布団にもぐります。

この布団、キクちゃんも使ったのかなあ。

…発想が田山花袋的になってきました。
(漢字合ってるよね?)

ではでは、みなさん、おやすみなさい。
ていうか、なんつう時間…。

明日は尾道みなと祭だ!

逃避行実況中継(00:00 )

おめでたい野郎だと思われがちな松岡です。

そうさ人生、毎日がワンダフル。
出会いと、別れと、再会と。
尾道に来て、薄汚れてた心が
リフレッシュされた感じです。

ごめんねカワイイ後輩よ、天敵とか言って。
これも何かの縁です、
これからもよろしくね。

あそうそう、言い忘れたけど、
サークルの飲み会で君が酔いつぶれたとき、
僕の上着を貸してあげたよね。

あのとき君はひどく酔って、
道路の上をゴロゴロ転がってたの覚えてる?

あの汚れを落としたクリーニング代、
800円したから。

800円したから!

逃避行実況中継(22:00 )

毒舌キャラだと思われがちな松岡です。

なんと、ケータイの画面でも、
いただいたコメントを
確認できるじゃないですか。

関西から少し西、
天敵の後輩から逃げる形で
尾道に降り立った僕は、
海岸沿いの夜風を浴びています。

風は僕を優しくしてくれます。

「まあ、あの子もいい子には違いないけどな」

だって、僕の昔の作品を
いまだに捨てずに
持っててくれたんだもの。
単なる自己満足に過ぎない、
ただの先輩の自費出版物を。

たぶんそんな人は他にいません。

…愛を感じるね!

逃避行実況中継(20:00 )

グルメじゃないと思われがちな松岡です。

キッシュという言葉が出てこなくて
「あれやん、あれ、黄色いの」
と説明したら友人に
あきれを通り越して怒られた以来、
食には精通しているつもりです。

ここ[西山本館]は、お料理も抜群。
海の幸がたっぷりです。

きすの天ぷらはまるで
ファーストキスのように柔らかく、
鯛のお刺身は思わず
「めでたい」と言いたくなるほど美味い。

海と山のハーモニー的な、
なんていうかその、まあ、だから、
とにかく美味いのよこれが。

以上、グルメレポートでした。

逃避行実況中継(18:00 )

文学的じゃないと思われがちな松岡です。

尾道は「尾の道」です。
小さな路地がたくさんあって、
まるで迷路のようであります。

大林宣彦監督も
「尾道は少年のような町である。
 ここで迷子になり、そしてそこから
 あなた自身の道を見つけてほしい」
と語っています。

中でも「文学のこみち」は
一句詠みたくなる坂道です。

せっかくなので、詠んでみた。

「石の坂
 転がりたくなる
 お年頃」

あまりに文学的すぎて、
観光客に突き落とされそうになりました。