昨日ある方と金閣寺について話していたとき、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150311/15/fanclip/86/6a/j/t02200145_0495032713241705624.jpg?caw=800)
その方が
「金閣寺はね、月明かりがしっかりあたった時が一番綺麗らしいいよ」
とおっしゃっていました。
それを聞いて、「案外そうかもな~」と思いました。
先日お話をした「陰影礼賛」という本に
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150309/18/fanclip/bc/cf/j/t02200391_0331058813239994693.jpg?caw=800)
著者が暗闇の中で見た金屏風や金の襖について次のように話していました。
「暗闇の中でほのかに輝く金屏風や金の襖は、夕暮れの地平線のように、あたりの闇へ実に弱々しい金色の明かりを投げかけている。私は黄金と言うものがあれほど沈痛な美しさを見せる時はないと思う」と。
それだけ暗闇の中に浮かぶ黄金が美しく見えたんでしょうね。
その著者の思想から考えると、昨日話を聞いた内容も納得がいきます。
「金閣寺はあれだけ黄金をはなっているので、薄暗い中で見るくらいがちょうど良いのかも」と。
(すいません。僕はまだ暗闇の中で金を見たことがないので、どう表現すれば良いのかわかりません^^; 一度見てみたい。)
確かに僕が初めて金閣寺を見たときは、晴れた日の日中に見たモノだったので、あまり美しさを感じることが出来ませんでした。 もしかしたら日本人の美意識の中には「黄金は少し暗いところで見るくらいがちょうど良い」という感性が備わっているのかもしれませんね。
って僕だけかな^^;
因みに現在は、夜の金閣寺を拝観することはできないそうです。
一回見てみたいなぁ~。月夜に浮かぶ金閣寺。
水面にほわ~と写る金閣寺も綺麗だろ~な~