こんにちは。

今日は、前回の記事でちらっと写ったミズノのグラブのお話をします。




ミズノ ワールドウィン プロフェッショナル

GID-3S



見てわかるとおり、かなり昔のグラブです。


1970年代後半頃のグラブと伺っています。



ミズノワールドウィンシリーズは、ミズノプロができる前まで、ミズノのトップブランドで、

なかでもワールドウィンプロフェッショナルは最上級品とされていました。




まだまだ日本の野球用品がアメリカ製に遠く及ばず、トッププロがこぞってUSA製のローリングスの使っていた時代、

どうやったらUSA製に追いつき、追い越せるかを研究し、

日本の誇る技術と細かな気配りを武器に市場に殴り込み、

みるみるシェアを獲得していったのが当時のミズノです。




日本の技術力を象徴するような品と考えるとロマンがあるように感じるのはボクだけでしょうかw





さて、このGID-3S、当時の讀賣巨人軍、土井正三選手の使用モデルですが…


とにかく小さい!!そして浅い!!



指先紐の通し方なんてまるでトレーニンググラブのようです。



今は打球速度などの進歩もありセカンドでもある程度の深さのあるグラブが多く、

ここまで小さなグラブをショップやグラウンドで見かけることはまずありません。


一昔前の仁志敏久選手モデルとかよりも全然小さい…ゲッソリ




このグラブは某フリマアプリで中古品を購入したのですが、

捕球面に使用感は当然あるものの、擦れや破れなどは一切ありませんでした。


捕球面の刻印は一部が黒ずんで見えなくなっているものの、ウェブ下などで捕球した形跡は少なく、

恐らく、このグラブを以前使っていた方は相当な手練、そして丁寧にグラブを扱っていたんだろうなと推察されます。




実際にボクも壁当て程度ですが使用してみると、

この大きさと小ささからは想像できないほどポケットにボールが集まってきました。




今みたいにショップでの型付けが普及し、

基本型も優秀で誰が型をつけてもある程度のグラブにはなる時代とは違い、


当時の恐らく最初は板のようだったグラブを型付けして育てるというのも趣があるなぁと。





さて、ワールドウィン時代のミズノですが、型番の仕組みも少し面白いです。


このグラブの、


GID-3S

という型番ですが、これだけで大体どんなグラブか想像ができちゃうんです。


G グローブ

I 内野手用

D ディープウェブ

3 ヨコトジ

S スモール


といった具合です。



他にも当時の有名なグラブとしては、

GAT-5 (オールラウンド、タータンウェブ、縦とじ)

や、

GPT-6 (投手用、タータンウェブ、斜めとじ)

などがあります。



基本型やウェブの種類などバリエーションが増えた今では、このような型番はなかなかないですね。



ボクは型番を見るだけでなんとなーくグラブの形が想像できるこの型番の仕組みが結構好きだったりしますw





そしてなんと言ってもこの時代のグラブといえば、



赤カッブ

(購入時からカップは新しいものに交換されていました。経年でひび割れてしまうのです。)



硬式用が赤、軟式用が青、ソフト用が緑のカップがあしらわれていました。



当時の野球少年たちにとって、赤カップのグラブは憧れの的だったそうです。



こういうブランドづくりはミズノは上手ですね〜

今のミズノプロにも通ずるものがあります。





ただ、これより少し先、1980年代に日本では野球道具への二重商標が禁じられたため、赤カップは終焉を迎えます。


これは国産のグラブを普及させるために、複数商標があるのが当然な海外製グラブを排除するためだと言われています。



二重商標は最近プロ野球では緩和されつつありますね。



10年ほど前、中日の山本昌選手が子供のときに憧れたから、と練習用で赤カップ入りのグラブを使用していましたが、

こういった遊び心のあるグラブが増えたら嬉しいなぁと思います。


(そういえは阪神の西勇輝選手も、昔使っていたから、と昔のSSKラベルのグラブを使うそうですね。)




赤カップといえば、過去に何度か復刻版が出たりしていますね。


ただ、どうせするなら個人的には布ラベル(これは再現されてましたね)、金属ハトメ、型番の記載までやってほしかったなぁ〜〜〜


あとせっかくの復刻版なのに現代風のカッコ悪い王冠バックも相当イマイチw

(拾い画です)



重さや機能性で買う人はきっといないから、趣味全振りで復刻モデル出してほしいですね〜




今日はこの辺で。

次回も昔のミズノグラブを紹介できればと思いますデレデレ