帰省
久しぶりに実家に帰省をしました。もう何年も帰ってなかったので、ところどころ見慣れた風景が変わっていました。なんだか寂しいですね。サブプライムローンなんて全く話題にものぼらないこの場所で高校時代まで過ごしたのですが、当時はすごい狭い世界で生きていたんだな、と感じます。
教訓。一年に一回は実家に帰りましょう。
美容院の売り上げを2倍にするには
ところで、今日は美容院に行って来ました。髪を切られながら、この美容院の売り上げを2倍にするにはどうしたら良いかを考えてみたくなり、担当してくれた美容師さんへ「インタビュー」しながら仮説を立ててみました。
まず、美容院の1年間の売り上げを因数分解すると、
「売り上げ」 = 「客単価」 * (「1日の客数」 * 「1ヶ月の営業日数」 * 「リピート率」)
になります。
さらに「客単価」を分解すると、
「客単価」 = 「髪の毛に施すサービス料」 + 「商品料金」
になり、まとめると、
「売り上げ」 = (「髪に施すサービス料」 + 「商品料金」) * (「1日の客数」 * 「リピート率」)
となります。
しかし、「1日の客数」は最大でも、
「1日の客数」 < 「座席数」 or 「スタイリスト数」 * (「1回のサービスにかかる時間」 / 「営業時間」)
となり、インタビューの結果、「座席数」は15、スタイリストは6名、「1回のサービスにかかる時間」は平均2時間、「営業時間」は10時間でした。つまり、仮に始業から終業まで全員がびっちり働いても、1日30人が限度というのが現状です。(カットやパーマ担当以外ではシャンプー係り、掃除係り、受付、シフトによる休みがあることから、これは妥当な数字だと思います。)
単純に売り上げを上げるならば、髪に施すサービス料を上げ、商品をもっと売り、お客さんを増やし・・・などありますが、3C分析の結果、競合する美容院に比べ、この美容院はカット料金などサービス料金が高い(約1割)ことが分かりました。また、インタビューの結果、競合も含め広告はチラシのみ、新規顧客の獲得は人伝、パーマの技術力が高いためリピート客は多い、などが分かりました。
ここまでの情報から(私の能力ではここまでが限界でした)、次のようなことが見えてきました。
『価格競争力は無いが、パーマの技術力でリピート率は高く、新規顧客は十分手を尽くしているとは言い難い。また、パーマを維持するためのヘアスプレーやワックス等の商品に販売機会がある。』
したがって、「競合他社に対しては価格を下げることで競争力を強め、高い技術力による高いリピート率を強みに新規顧客を増やすことで来店者を増加させ、売り上げアップを狙う」という戦略を立てました。具体的には、次のような施策を立ててみました。
①インターネット広告や友達紹介制度(ポイントが貯まる、価格を優遇する、など)をし、新規顧客を増やすことで1日の客数増加
②1回のカット、パーマ後、一ヶ月以内に来店すれば価格を優遇し、さらなるリピート率の増加
③髪に優しいヘアスプレー、パーマが長持ちするシャンプーなどの商品の販売
④増加する顧客数に対応するため、スタイリストの数を増やす
※ここでいう価格の優遇とは競合他社と同額を意味する
こんなところでしょうか?おそらく本物のコンサルタントがコンサルティングをしたら、もっと良くて正しい結果が出てくると思いますし、この仮説にはコストの概念がないため、片落ちどころかかなり落ち度はあると思います。ただ、美容院での良い時間潰しになりました。私はどうも髪を切られている間本を読むのが嫌で(なんか落ち着かないので・・)、たまにこんなことでもしながら場をしのいでいます。同じような悩みを持たれている方は、ぜひお試しを。
祝、開設
はじめまして、familymanと申します。友人の勧めでこの度Blogを開設しました。
現在は某外資系IT企業にて営業として働いています。基本的には「売る」ことが仕事の中心ですが、販売企画からアフターフォローまでも手掛けており、ある時はSales Createrとなり、またある時はSales Managerとなります。また、これは企業によって違いますが、SEの方など社内リソースと協業する上で陣頭指揮を取ることから、Sales Coordinatorとなる時もあります。かのIBMなどではSalesをRepresentativeと呼んでいるようで、文字通り「会社の代表者」としての役割を担っています。ここまで聞くととてもスマートなイメージを持たれるかも知れませんが、実際は泥臭い仕事も多く、また自分たちが会社に稼がせている、という責任感から、やりがいとともにストレスやプレッシャーの多い仕事とも言えると思います。
最近では、IT業界は就職活動における学生の人気が今ひとつのようです。いわゆる「3K」と呼ばれる職場であり、またライブドアや楽天のイメージも残っているせいか、製造業や金融業界への就職が人気のようです。ただし、中で働いている限りではそれ程3Kの要素は感じませんし、外資系という文化なのか、「その人がどのように働くかはその人の自由。結果さえ残していれば働くスタイルは不問。」という風潮が漂っています。
ただし、それは「Self-Control」や「Independence」を持った人には働きやすい場所と言えると思いますが、そうでないと非常に働き辛い職場のようです。採用されている評価方法が、どれだけ効率良く業務をこなしたか、の「減点方式」ではなく、どれだけ結果を積み上げたか、の「加点方式」のため、いわゆる「採集民族」的な方には居心地が悪いと思います。
したがって、私は学生の不人気=採集民族の増加、と捉えています。現に銀行業界への就職人気が高まっているのを見ると、あながち間違っていないのかな、という気がしています。どちらが良い、悪いと言うつもりはありません。人それぞれに価値観が違いますから。ただし単なる風評だけで、少ない「狩猟民族」の学生がIT業界を敬遠しているならば、それはIT業界にとって重大な機会損失です。今後はもっと業界人がメディアへの露出を増やしたり、インターンの機会を増やしたりし、誤解を解いていくことが重要でしょう。
今後は、現在勤めている会社のことやIT業界のこと、日常生活で感じることなどを書き綴っていきたいと思います。面倒臭がりなのでいつ更新が滞るか分かりませんが、出来るだけ長く続けていければと思っております。