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 子どもに学力をつけることは、学校教育の中で大切にされます。同時に社会生活を営む上で大切にしなければならない人間関係づくりも大切にしなければなりません。
 実際に子どもたちは、学校生活のどの場面でこの人間関係作りをしているでしょう。

 休み時間の自由な時間、道徳や学級活動等の意図的計画的に組まれた時間だと考えることもできます。

 しかし、一番大切にしなければならないのが、日頃の授業の中での人間関係づくりだと思います。

 子どもが学校生活で一番多くの時間を費やしているのが、授業です。
この授業の中に仲間作りの視点をもっているかどうかによってかなり子どもの人間関係が変わってきます。

 授業中に「~がわかったのは、〇〇さんのおかげだよ。」「~ができるようになったのは、~してくれた〇〇さんがいたからだよ。」などと教師が意図的に仲間との交流の中で学習の成果が上がっていることを伝えることで仲間への意識が変わります。

 私たちの日常生活を見ても、深く関わる人間関係よりも何らかの集団の中でよりよく生きていく生き方をする方が役に立ちます。
 例えば、子ども会での人との関わり、町内の人との関わり、仕事上の人との関わり、係りや役割としての人との関わりなどがあります。

 これらの集団の中では、深い人間関係を築くことよりも、集団の共通の目的に沿って、集団の一人としてよりよい人間関係を築くことになります。

 これは、まさに授業中に現れる学習者の姿と同じです。わかるようになりたい、できるようになりたいという共通の目的に沿って、集団の一人としてよりよい人間関係を築く機会ではないでしょうか。
 学習内容について自分さえできれば(わかれば)よいと考えていると人間関係を築くことは、できません。互いの知恵を出し合いながら、みんなができる(わかる)ようにしようと、授業を進めると子どもの意識がかわってきます。この感覚を磨くと、授業中の助け合いになったり、自分の生かし方がわかったり、人間関係を築くことになります。

 教授の授業では、人間関係を築くことは難しくなります。子ども同志が関わりをもちながら、学習課題の解決をしていくという授業を作ることで、人間関係を築く機会を作ることができます。教師の立場で考えると、このことは、人間関係づくりを目指す授業にすることが授業改善につながるということになります。

 子どもの人間関係を築く時間として授業を行っているでしょうか。