サイドパネルを開けて樹脂製のデフェーザーを取り外すと

グラフィックスカードを冷却するFANと内蔵スピーカーの

ユニットが確認できます。

今回の個体はPower Mac G5 2.0DUALです、ご覧のとおり

かなり清掃のやり甲斐がありそうです。(笑)

こちら側はユニットの裏面になります、この先に各種カードの

サポーターがあります。

こちら側がユニットの表面です、ユニットの下側に本体の

スロットとの噛み合う部分が確認できます。

設置されていたユニットを取り外した状態です、右側に

確認できるのが各種カードのサポーターです。

画像の右上に見える黒いコードはロジックボードへ電力を

供給するための電源コードです。

このコネクター一応爪がありコネクターとソケットで噛み合う

構造なのですが、それ以外の位置組み付け出来てしまいます。

うっかり誤って組み付けると電源ボタンを押した瞬間に電源が

シャットダウンします、最初は原因がわからずに悩みました。

幸いな事にこれで故障する事は多分ないと思います。

保証はできませんが何回か原因が判らずに電源ON,OFFを

繰り返しましたが大丈夫でしたので原因が判った時には

手遅れ(注1)でしたが(笑)

各種カードのサポーターのフロント側です、かなり埃が

積もっています。

業務にて連続して長時間使用されていたのだと思います、

また喫煙環境でも有ったようです。

こちら側がリヤ側になります、画像の溝に各種カードの

後端が固定される形になります。

実際にはグラフィックカード以外の各種カードでここまでの

サイズのカードは多分ないので実質的に専用です。

グラフィックスカードはnvidia GeForce6600LEが装備

されていました、外見が全くおなじでVideo RAMの容量が

2倍の同じnvidia GeForce 6600の廉価版(6600が256MB、

6600LEが128MB)と思っていました。(注2)

こちらもかなり汚れています、カードのサポーターの様に

丸ごと水洗い出来ないので手間がかかります。

取り外したDVDマルチドライブ、本体の右側の上部の一部に

埃が付着していないのはここにロジックボードとの接続の

ケーブルが通っていた為です。

メモリーも中々の汚れ具合です、装着されていた位置により

かなり汚れ方に差があります。

ここで一つ疑問がPower Mac G5のメモリーは2枚で1セルで

増設します、セルを構成するメモリーは同じメーカーの製品を

使うのが基本です。

Power Mac G5のメモリースロットの構造上2枚のメモリーは

対照的な位置に装着されます、メモリースロット周りの形状も

対照的に配置されています。

上の画像を見てみると明らかにメモリー毎に埃の付着具合に

差があります、対照的な位置に装着されていれば多少の差は

有るとは思いますがここまで差が出るとは思えません謎です。

(注1)

CPUの取り外しの際にピンを変形させてしまい修正を

行いましたこれが原因かと思い2.0DualのCPUを購入しました。

結論から言えばCPUのピンはちゃんと修復できていて正常に

動作しました(泣)

(注2)

Video RAMの容量の差が2倍も有るのでGeForce6600LEは

GeForce6600の廉価版と思っていましたが最近になって事は

そんなに単純では無いことを知りました。

GeFOrce6600 コアクロック300MHz

GeForce6600LEkコアクロック425MHZ

Video RAMの容量は6600の方が2倍の256MBありますが逆に

コアクロックは6600LEの方が約1.42倍ほど早くなります。

コアのPP(パイプライン?)数は6600LEが4に対して6600は8

メモリーが2倍あるのでPPも2倍?廉価版ではありますが

単純にメモリ容量が1/2なので処理能力が1/2では無いようです。