こんにちは。
スマイルミルク代表、
広島隆明です。
いつもありがとうございます。
今日は少しまじめに?
牛乳のことを
書きます。
以前ニュースなどで数多く
取り上げられた
「生乳廃棄」についてです。
覚えておられますか?
わたくしたちの業界にも
多くの意見、質問が
寄せられました。
その一つを
ご紹介します。
「生乳が余るのなら、生産量自体を減らすことはできないのですか?」
あなたはこのような疑問を
持ちましたか?
業界としてのアンサーを
お伝えします。
「生乳生産量を減らすこと」=「乳牛頭数を減らすこと」ですが、
これは酪農家にとって大変つらいことです。
もちろん、収入が減ることによる生活への影響もありますが、
酪農家は乳牛を毎日世話をする中で愛着を持っていますので、
まだ活躍できる牛を人間の都合で搾乳を中止し、
肉用として出荷することは精神的な負担となります。
さらに、今後、コロナ禍の収束などで生乳需要が回復して、
国産生乳の生産量を増やすことが求められた場合にも、
乳牛を増頭するための種付けから搾乳開始までは約3年の期間を要しますので、
乳牛の頭数を大きく減らすのは、
需給バランスという観点からも難しい課題があります。
※正しいかではなく現状での考えです。
卵などと同様、
広く国民の栄養を満たすものとして
定着してきた牛乳です。
輸入食物が多く占められ
国内食物自給率が
一向に改善されない中
牛乳(成分無調整)は
100%国産です。
酪農家は企業経営タイプを除けば
ほとんど毎日休みなしで
牛の世話や搾乳をして
生乳を出荷しています。
一方からの視点ではなく
あらゆる角度から
とらえてほしいと思っています。
酪農家がいなくなれば
国産牛乳はなくなります。
学校給食での牛乳の配膳は
なくなるでしょう。
タンカーのようなものにいれて
運ばれた生乳を
飲みますか?
コロナ禍でいろんな問題が
浮かびあがってきたことは
気づくチャンスです。
改めて考えて頂きたい問題です。
ありがとうございました。