古典的SF名著ですから今更内容については何もありません。

未読の方は是非。

 

表紙について最近思うことがありました。

 

 

 

中学生の時、美術部の備品の「加藤直之画集」

 

で表紙絵を見て読んでみたくなり、

神保町の書泉まで買いに行った思い出があります。

 

(地元サイタマの本屋には当然のように無かったし

当時は本の取り寄せってすごく時間が掛かりました)

 

それくらい1枚のイラストとして魅力的。

荘厳というか作品のスケールの大きさを予感させます。

 

もちろん実読した内容的にも期待を裏切らず

他のホーガン作品も読みまくりました。

 

 

 

 

で、最近マスマーケット版の表紙をネットで偶然目にしました

 

(大人の都合で直接画像を貼り付けられません。「INHERIT THE STARS」画像検索を!)

 

タイトルを見る前に

「あ、これ星を継ぐもの」とすぐわかるくらい内容に則してる。

 

でも、これはちょっと絵としてのレベルが…。

わかってる、

廉価版故のコストとか時間とか制約の中での精一杯なのは。

 

それなのに

物語の始まり、1つ目の山、掴みを雄弁に、

いや雄弁すぎる位切り取ってる

 

「地球外宇宙服で、赤い宇宙服を着た 

   旧い遺体ガイコツを 発見スコップで!

 

素晴らしい!

 

笑いのツボを突く

 

でも、

この表紙だったら多分手に取ることはなかったと思う。