転倒。

立ちゴケとかではなくきちんと。
20数年ぶり。
自分が転倒する、という想定が全くありませんでした。
慢心の極み。
調子の良い時こそ危ない。


それにしても

天気が良すぎ、
交通量が少なすぎ、
路面に砂、落ち葉などがなさすぎ、
タイヤも走行1000km以内、バイクの調子良すぎ

と条件が良すぎました。


新潟県から只見を抜け、白河を目指して国道401号にて。
体育の日の昼下がり。
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奥から手前に向かっていて、一番奥の橋の上で寝かし込む直前に
全面砂に覆われていることに気づいたときは既に成すすべ無し。

少しだけ踊りましたがほぼ無抵抗で左に転倒、縦杭看板の手前あたりに停止。
一気にオイルが全部漏れ出しました。

怪我は左肩を打って肘をすりむいて、バイクを起こすときに腰を痛めた程度。
バイクは外観はカウルがガリガリになってウインカーがぶら下がってる程度だったのですが、
当然自走不能。

携帯は圏外。

通りがかったクルマに4km程先の集落まで乗せて行ってもらいました。
(動揺していたのでロクにお礼もできませんでした。申し訳ない事です)

そこで「ファーマズカフェ大芦」さんという喫茶店で、
お忙しいにもかかわらず修理工場やガソリンスタンドを教わり、連絡するも不在。
(その後軒先で待たせていただいたりとこれまたお世話になりました)

そこで緑虫君にアドバイスをもらい各所に連絡し、結局JAFを呼びました。
90分待ち。

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哀れ。

このまま、この回収車の方の経営する自動車修理工場でバイクを預かってもらい、
後日引取りに行くことに。
さらに最寄りの駅まで車で送っていただきました。

会津鉄道やら東武線の各駅停車を乗り継いで結局午後10時過ぎ帰還。


自業自得でご迷惑をおかけしたり、いろいろ大変でしたが、
「もっとひどいことにもなり得た」
と思うと自分の運の良さに感謝せずにはいられない。

あれだけの重さのもののコントロールを失った。
たまたま対向車も歩行者もなく、速度もそれ程ではなかったので
他人を傷つけることなく、自分も動ける程度の痛みで済んだ。

取り返しのつかないことにはならなかった。
これは心優しい警告ではないか。

当日お世話になった人たち、
そして調子に乗りすぎた自分を適度に痛めつけて諌めてくれた何者かに感謝。