スイス・ツェルマットスキー旅行【総括】
実質スキー滑走にかかる日数はたった3日半という限られた時間の中で、どれだけ滑られるのかというのと、日本のコースとは比較にならない距離を滑られる体力があるのか、コースは厳しくないかということが、行く前の不安でした。
実際行って見たら、これらの不安はいずれも取り越し苦労で終わりました。
まず、コースですが、基本的に整備されたところしか滑らなかったので、どこも滑りやすいところばかりでした。斜度も緩やかなところばかりなので、安心して滑ることが出来ました。急な箇所はほんの一部です。気をつけるとすれば、あまり降雪が多くないスキー場なので、バーンが固いこと、日陰はアイスバーンになっていることぐらいでしょうか。アイスバーン気味の箇所は大抵上級コースに指定されているので、予測は立ちます。
今回、初めて行くため、どこを滑るかは事前にある程度考えてはいましたが、ほとんどぶっつけ本番でした。コースマップが比較的丁寧に作られていたので、紙のものを入手し、分岐点に差し掛かると取り出して行き先を確認するといったことを繰り返しました。迷うといったことはなかったです。要所要所に行き先案内の表示板やコースナンバー表示板があるので、初めて来ても迷うことはないと思います。
コースは整備された範囲内を滑るので、コース外に間違って入り込むということはあり得ないです。一応、コース脇にはポールは立ててありますが、それが無くても、コース外は非圧雪で盛り上がっているので、明確に区分出来ます。家族は行く前は、日本のスキー場のようにどこがコースか分からなくなるのではと心配していましたが、その心配は皆無でした。
次に距離です。何度も書きますが、コースは日本とは比較にならないほど長いです。1日でどれくらい滑られるか、行く前は想像出来ませんでした。1日でイタリアに行って帰ってくることは、今回のスキー旅行の目玉として真っ先に計画していましたが、コースは手強くないか、迷わないで行けるか、途中で疲れて断念するといったことにならないかという心配はありました。しかし、実際に行って見ると、意外に早くイタリア側の麓、チェルヴィニアまで行けてしまいました。これはコースが緩斜面主体かつ圧雪されているので、滑りやすいということに尽きると思います。山自体のスケールがでかいため、急な傾斜のところは少ないのが要因だと思います。日本のように国土が狭い所の山は急峻な山が多く、スキー場のコースも短くて急なところが多くなります。その違いはあると思います。
もう着いちゃったというのが、実際の感想です。
初日からこの調子だったので、翌日からはとにかく出来るだけ沢山のコースを滑ろうということになりました。
結果的に3日半にしてはかなりのコースを制覇したと考えています。このブログで滑ったコースは記しているので、スキーマップと照らし合わせればどれだけのコースを滑ったかは分かると思います。非圧雪コースを除いたら、少なく見積もっても、半分以上、もしかしたら3分の2以上は制覇したかもしれません。
今回のスキー旅行で1番の心配事はやはり天候でした。これが気になり、最初のうちは長期予報を出しているAccuWeatherの天気予報を見ていました。2週間前〜10日前になると他の天気予報サイトでも出始めますが、この段階だと1日で予報が大きく変わることも多く、信頼性には欠けます。ようやく方向性が固まり出すのは1週間前になります。この頃の予報は滞在中は雲が多く、2月15日だけはいい天気になる予報が出ていました。
正直に言うとこの時点で、スキー板のレンタルを1日延長することは考えていました。しかし、もしかしたら予報が外れて、他の日もいい天気になるかもしれないので、そっちに賭けようと思っていました。
結局、天気予報は当たり、スキー初日はイタリア側は雲が垂れ込め、マッターホルンは下の方しか見えませんでした。2日目は午前中は雲は多いものの、マッターホルンは1日目よりは見えましたが、午後は雲が増え、見えなくなりました。2日目が終わった時点で、天気に恵まれないことで、テンションが下がりました。
3日目は晴れましたが、風が強く、止まるリフト等もあり、予定したところには行けませんでした。上空は晴れているのに、山のところにだけ雲がかかっていて、頂上が見えない状態が1日続きました。
このため、このままでは不完全燃焼で終わってしまう。このままでは日本に帰れないと思い、4日目も滑ることにしたわけです。
結果はブログに書いたとおり、最高の天気になり、今までのモヤモヤした気分が完全に払拭出来ました。
当然、滞在中、ずっと天気が良ければ、もっと良かったのは言うまでもありません。でも天気は自然現象ですので、どうしようもありません。最後に最高の天気に巡り合えたことを素直に喜びたいと思います。
スイスでスキーをしたいという夢を抱くようになって早10数年。今回長年の夢をかなえることが出来ました。想像していた以上の最高の体験をすることが出来ました。
今回の旅行は家族で行ったわけですが、自分の夢に付き合ってくれた家族には感謝してします。
夢をかなえことで人生の目標を一つ達成したわけですが、達成感とともに、一抹の寂しさも感じています。というのも、行くと決めてからの半年間、スイス・スキー旅行の準備のためにかなりの時間を費やしました。仕事と食事、睡眠時間以外は旅行のことばかり考えていました。やることは沢山あり、悩んだりしたことも多々ありましたが、充実した日々を送ることが出来ました。スイスにスキーをしに行くことが、生きる希望、心の拠り所、生きるための活力の源になっていました。たかが遊びに行くだけなのに大袈裟だと思われる方もいらっしゃると思いますが、自分としては偽らざる気持ちなので、敢えて書かさせていただきました。そういう気持ちで自分なりに頑張って来ただけに、達成した今、寂しさを感じざるを得ないのです。
帰国してから2か月近く経とうとしています。
もはやスイスでの日々は楽しい思い出になってしまいました。
2025年の2月、スイスでの出来事、大パノラマでのスキー、その風景は目に焼き付いています。滑走中の風を切る音、エッジで雪を刻む音、その全てが耳に残っています。
一生忘れることのない、かけがえのない体験をさせてくれたスイス(イタリア)、ツェルマット(チェルヴィニア)、マッターホルン、ありがとうございました。
※読んでいただいた皆様へ
ブログ経験ゼロの素人の拙い文章と写真にお付き合いしていただいた皆様に感謝申し上げます。
ひとまず、これでブログは終わりにしますが、ご紹介出来なかった動画を、どこかの機会でご紹介出来ればと思っています。ただ編集に時間がかかりそうなので、いつになるかはわかりません。