ついにというか、とうとう読み終わりました。
競馬で言う4コーナー辺りからは怒涛の展開でした。
ただゴール前はあれれ?ってくらいにあっさりと決まりました。
4コーナーまでのあのペースを考えれば前が潰れて後方一気が決まる展開のはずが…
大半の期待を見事に裏切り行ったっきりの展開になりました
事の流れからすればクイーンスプマンテとテイエムプリキュアは潰れなければいけないはずでした。
タナパクと荻野はブエナビスタの引き立て役、つまりはバーターでなければいけなかったレース
あのレースを見ていた観客大半がそうだったようにブエナビスタに豪快に差されるべきだったいつぞやの宝塚記念を見ているが如く逃げた2頭であっさりと決まってしまったのが良いのか?悪いのかを迷うくらいに複雑な幕引きでした。
周りの観衆は訳が解らず唖然とゴール板を見るしか術がない、あの光景に似た感覚
大好きだった馬場アナウンサーがかすれた声で精一杯叫んで実況している。
これが競馬だ。これが競馬の恐ろしさだ、と。
一回見ただけではしっくりこない、だから2回見て3回見て気づかされる。
だから毎回彼の作品は3回は読むようにしています。
勿論競馬のケの字も出てきませんが是非読まれることをお勧めします。