前回2014年ワールドカップ・グループリーグA組~D組までの解説をしましたが、今回は続きのE組~H組までの見所や展望を紹介します!
フランス、スイス、エクアドル、ホンジュラスが激突するグループE
2大会連続3回目の出場となるホンジュラスはW杯北中米カリブ予選を3位で通過。ルイス・フェルナンド監督の元、予選9得点を挙げたFWジェリー・ベングトソンが1次ラウンド通過の鍵を握る。
FIFAランク23位のエクアドルは、W杯南米予選をアルゼンチン、コロンビア、チリに次ぐ4位で予選通過。マンチェスター・ユナイテッドで活躍するアントニオ・バレンシアがチームを引っ張る。
フランス代表指揮官のディディエ・デシャンから最も手強い相手と評価されているスイス代表は、W杯欧州予選を1位通過。現在FIFA世界ランク8位につけている強豪で、ギョクハン・インレル、グラニト・ジャカ、ジェルダン・シャチリらタレント揃いの中盤が強み。
1998年の優勝以降ワールドカップでは活躍を見せる事ができていないフランスだが、2013年UEFA欧州最優秀選手賞受賞のフランク・リベリーの経験と技術を存分に生かすことができれば予選突破は確実に期待できるだろう。
グループFはイラン、ナイジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナが強豪アルゼンチンに挑戦
ここではグループ・トップ通過最有力のアルゼンチンに対し、ナイジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イランが2位通過を争う展開を予想。南米予選で10得点を記録したスーパースター・メッシを擁するアルゼンチンは、1978年と1986年の2度のW杯優勝経験を持つ。
歴史的ワールドカップ初出場を決めたサフェト・スシッチ監督率いるボスニア・ヘルツェゴビナは、自慢の攻撃サッカーを展開したいところ。国旗と同じ色のユニフォームを背負いながら、アスミル・ベゴヴィッチ、ミラレム・ピャニッチ、エディン・ジェコらがチームを引っ張る。
アジア予選で韓国、ウズベキスタンなどを下してFIFAランキングでアジアトップの47位にランクするイラン。ジャバド・ネクナムは予選6得点で予選突破に大きく貢献。2006年のドイツW杯以来4回目のワールドカップ出場となる。- Obat Asam Urat Mosehat
エチオピアとのプレーオフを2-0で勝利の末ワールドカップ出場の切符を手にしたナイジェリア。現在FIFAランク36位に位置しており、2013年にはアフリカカップ優勝を果たしている。強豪リバプール所属MFビクター・モーゼスはアフリカカップで幾度と無く重要なゴールを決める活躍を見せている。
生き残りをかける「死の組」グループG
ドイツ、ポルトガル、アメリカ合衆国、ガーナが入る「死の組」グループG。1位突破最有力はFIFAランク2位のドイツ、爆発力のあるクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルもチャンスは十分にある。
ドイツは優勝に向けて未だ向上の余地を残している。監督のヨアヒム・レーヴによるとチームがレベルアップする為には、マヌエル・ノイアー(GK)、フィリップ・ラーム(DF)、シュヴァインシュタイガー(MF)、トーマス・ミュラー(FW)などの代表常連組によるGKからFWまでの縦のラインの安定が不可欠だと述べている。
早々にグループステージ生き残りを賭ける事となったポルトガルにとって、高い注目を浴びるクリスティアーノ・ロナウドは今大会も大黒柱の活躍が期待されるだろう。ポルトガルにワールドカップ出場をもたらした欧州予選での伝説的ハットトリックは記憶に新しいが、本選でも大会最注目選手としての期待が寄せられている。 - Travel Blogger Indonesia
2010年W杯ベスト8を果たしたガーナ代表が死のグループで欧州の強豪2チームと渡り歩くには、アサモア・ギャンの活躍がキーとなる。アメリカ代表は大会早々に多数の優勝経験を誇るドイツ、今回タイトル奪取に燃えるポルトガルと対戦する厳しい戦いが予想される。