よくよく調べたら、12年のWWE両国大会以来の生観戦になりました。

超久し振りにプロレス観戦を友達からお誘いをいただき、後楽園ホールまで行ってきました！

『PURE-J女子プロレス PURE-J CLIMAX2022』in 後楽園ホール！

、、、なんですが、まさかの寝坊ｗ

なんとか第1試合には間に合いましたが、、、焦りましたｗ

今回は5試合中、タイトルマッチ3試合の年末豪華版！

まずは第１試合(敬称略で失礼します)

Leon＆米山香織＆チェリーvs.大空ちえ＆真琴＆真白優希(アイスリボン)の６人タッグマッチ。

Leon選手とタッグパートナーのチェリー選手にLeon選手と同期でフリーの米山香織(フキゲンです、と言う名前でアッチのスターでもｗ)とのトリオ、対するは年内に引退の真白選手と真琴選手、大空選手のトリオがどう崩すかが見どころ。

さすが試合巧者のLeon選手と米山選手が引っ張って、”第１試合”で温めています。

トリオでの攻撃が散りばめられていて、写真では、大空選手の”パロスペシャル(キン肉マンかよｗ)”と真白選手のコブラツイスト、更には、真琴選手の胴締め空中スリーパーホールドの共演。

他にも1人の選手にLeon選手、米山選手が肩固めをしながら、チェリー選手が相手選手の背中に乗る固め技(5カウント以内の反則はセーフｗ)と言う見どころもありながらの、結果はLeon組の圧勝。さすが王者経験者のトリオでした。

第２試合は、PURE-Jの前身団体”JWP”からのベテラン、倉垣翼vs.PURE-Jの成長株AKARIの対決。

こちらは、倉垣選手の圧勝でした。

倉垣選手の体の強さ、特に肩周りの大きさから、鍛えられているのは、よくわかります。

そしてベテランながらの試合運び。

対するAKARI選手はまだ２年目。恵まれた身体を思いっきり使っていましたが、壁は厚かったです。

AKARI選手は手足の長さ、生まれ持ったいい身体をもっと使った、畳み掛ける攻撃と、攻撃パターンを広げて、2023年はベルトをとってほしいと思っています。

第３試合は、POP(プリンセス・オブ・プロレスリング＝前身団体JWPとJDスター吉本プロレスの共同管理から、現PURE-Jに移行)選手権。デビュー4年以内の若手にチャンスを与えるタイトル。

今回は8月にタイトルを獲った久令愛vs.海樹リコ(SEAdLINNNG)

久令愛選手は、チャンピオンになって、風格が出てきました。

前哨戦では、固め技でピンフォールを取られているチャンピオンが、打撃技、関節技、投げ技で挑戦者を追い込むが、この選手権の戴冠者でもあるSEAdLINNNGの夏樹たいよう選手、中島安里紗選手が見守り、片や王者サイドもLeon選手など無差別王者がセコンドに着く中、なかなか決まらない中、王者のジャーマンスープレックスを返した挑戦者がタイガースープレックスを逃れて後に、馳浩選手が使っていたノーザンライトスープレックス3連発からのパワーボムからのジャックナイフ式抑え込みで、逆転の3カウント。

他団体であるSEAdLINNNGの海樹リコ選手が獲得した。

過ぎにPURE-Jの大空選手が挑戦表明をした。

久令愛選手は、奪回に動くかもしれないが、個人的には、体格も良くなり、先輩方にも技術面でも追い付き始めているので、期限のデビュー4年目前に新しい風景でもある”無差別級選手権に”目標を変えて、団体を背負う戦いに向けて欲しいと思っています。

セミファイナル(第4試合)は「デイリースポーツ社認定タッグ選手権」試合。

プロレス記事を、載せている”デイリースポーツ”社が認定した女子プロレスタッグタイトル。

デビュー10周年の同期タッグ『ワイルドサンダー12’s（トゥエルブズ）』ライディーン鋼＆SAKIの持つタッグ王座に、『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI＆谷ももが挑戦した試合。

KAZUKI選手が新年から拠点が替わり、地域限定参戦となるために谷選手が挑戦を訴えて実現した試合。

SAKI選手は神取忍選手など所属のLLPW-Xからフリーを経て、アクトレスガールズに所属し、現在はSTARDOMにも出場している”Color's”で活動しながら、PURE-Jにてタッグチャンピオンになって活動している。
片や、挑戦者の「谷もも」選手はPURE-Jの若手で、テクニシャン。

鋼選手とSAKI選手、KAZUKI選手ともも選手の「パワー&テクニック」タッグチーム同士の戦い、かなり期待していました。

鋼選手をKAZUKI選手のパワーの見せ合いは、さすが！

正直、SAKI選手がここまでテクニシャンだとは思いませんでした。

途中で出した「釣り鐘固め(カンパーナ)」で”おぉ～！”っと思い、さすがと思いました！

もも選手は、体重の軽さをリングを立体的にかつ、卍固めなどの関節技でフォローしていましたが、いかんせん10周年コンビの引き出しの多さには適いませんでした。

鋼選手のムーンサルトプレス(小橋式)で圧殺、チャンピオンの防衛でした。

もも選手は、まだまだ伸びしろがあると思います。新日本プロレス等で活躍中のザック・セイバーJr.選手のように細身でも、徹底的な関節技を極めるなど、もう一つランクアップすることも手かと思います。

そして、この日のメインイベントは団体の至宝『PURE-J無差別級選手権試合』。

イギリスのプロレス団体”プロレスリングEVE”所属で、仙台ガールズプロレスリングの橋本”オブライト”千紘選手とのタッグチーム”チーム200kg”や現在、STARDOMにて高橋奈七永選手とのタッグでタッグリーグ優勝と実績あるチャンピオン。8月には、王者・中森選手から、圧巻の勝利で王座を奪取してイギリスで防衛した後のリターンマッチ。

中森選手の入場にはオーラがあり、風格が出ていました。

片や王者、世界での活躍で”歴戦の雄”と言った自信が満ちた王者らしい漂いで、ビッグマッチらしいドキドキ感がありました。

試合は王者のパワーを利したファイトに押されていましたが、挑戦者のミドルキックやローキックが当たり、消耗戦に。
どちらも必殺技にはなかなか行かせずに、膠着状態かと思われたが、執念の挑戦者がシャイニング・フラワー(華子式シャイニング・ウィザード)からの雁之助クラッチ(変形後ろ入り手足極め固め)で3カウントをゲット、ベルト奪回に成功した。

試合後にはタッグチャンピオンのライディーン鋼選手を呼び込み、無差別級に挑戦させる条件として、タッグ選手権への挑戦を要求し、双方受諾、内部闘争に再び火が入った。

現在、所属選手が8人の為、外部団体、フリー選手を招聘しながら、コツコツと興行を行っている女子プロレス団体。

もちろん、大所帯の団体に行けば試合は組まれるがそれだけではない、次世代選手の育成もしなければ、『女子プロレス』自体が廃れてしまう。その中で、練習生は育てているが一定の技術を持たなければプロ・デビューさせないのも、『女子プロレス』では有名。基礎体力、受け身、ロープワークに基本技とスパーリング(試合形式)と数々のハードルがあり、それを所属選手が審査し、認められて、初めて人前で試合ができる。

それだけ鍛えていなければ見せられないものもレスリング。

何で痛いことするの？と言われても、強くなりたい、あの選手みたいになりたい！と言う心もトレーニングで鍛えなければならない、ハードなスポーツ。

だから、簡単には真似は出来ないし、ケガとも表裏一体である。それは男女関係ない。

まさに命と技術を試す場がこの『プロ・レスリング』だと思っている。

そこに推しの選手がいて、応援して、一喜一憂し、会場が一体感になって、初めて『魅せる・プロ・レスリング』にもなる。

ぜひそのような裏の努力も感じながらレスリングを見ると男女関係なく面白く感じ、見入るスポーツにもっと成長すると思う。

だから、私はレスリングが好きで見ています。

この大会もシッカリ、昨今の状況における対策を細かく実施して興行をうっています。

ぜひ、もっともっと、もっともっと、もっともっと、先入観無しで、レスリングを見て欲しいと思っています。

そんなことを感じた10年ぶりの観戦でした。

12/18 #PUREJ CLIMAX 2022 in KORAKUEN HALL