自他共に認める不器用な私が、トリマーになるとは思いもよりませんでした。
トリマーという職業は高校時代から知っていましたが、私には無縁だと思っていました。
実際私はそれまでペットサロンなどに行ったことはありませんでした。 なぜなら、日本犬命である両親の影響で、実家にいた頃は日本犬しか飼ったことがなかったのです。
それが・・・ 一人暮らしを始めてから知人の紹介で何故かチワワを飼うことに。 クリスマスに我が家に来たので、ノエル(♀)と命名。 そ
れまでは超小型犬は全く眼中になかったし、またチワワは弱々しいイメージがあったため最初は甘く見ていましたが、長老のとんでもない暴れっぷりに超小型犬のイメージが吹っ飛んでしまった(例:どんなに頑丈にしても何故かケージから脱走し、どんなに高いブロック…ペットボトルの入った箱6ケース分…でもよじ登って脱走に成功、部屋を台風が過ぎ去った後状態にした…)。
長老を飼い始めてからドッグカフェや色々なイベントに行ったが、それと同時に不幸になっている犬達の存在も知るようになり、4年ほど保護犬の預かりボランティアもやっていました。 一匹で留守番をしているノエルが寂しそうにしているため、2匹目(裏番長 ♀)、3匹目(おでぶちゃん ♀)をお迎えして、チワワシスターズの完成。 これで終わりかと思いきや、トリミングの練習をし始めたため、プードルを迎えたくなり、大分チワワ達と年齢差があるものの、プーママ(♀)を迎えた。
プードルのとんでもないハイテンションぶりについていけない最初の一年でした・・・(汗)
何故トリマーを目指したか。 さて、ここで本題です。 前述したとおり、私は一時期保護された犬の預かりボランティアをしていました。
ある日やってきたチワワの女の子。元繁殖犬で何度も出産させられた挙句に野原に捨てられていたのをセンターの職員に保護されました。一度も洗われた事がないのか、物凄い臭いでした。
何度も何度も洗いましたが、長年染み付いた汚れは素人が洗っても全く取れない。 そのため、当時我が家の犬達が行っていたサロンに事情を話したところ、快く引き受けてくれました。
一度では完全に臭いは落ちませんでしたが、それでも見違えた状態で綺麗になって戻ってきました。そして里親さんのお家に行く前日にも同じサロンにお願いして何とか臭いを落としました。
当日里親さんに渡した時に「こんなに綺麗にしてくれて有難うございます」との言葉。
その時に思ったんです。自分がこのような犬達を綺麗にしてあげられたらいいんじゃないかと。 それが最初のきっかけでした。 この子は後半の犬生を里親さんの元で穏やかに過ごし、去年の大みそかに虹の橋を渡って行きました。
この店名のFairy ですが、我が家の長老の血統名の一部から取りました。長老を迎えたのがきっかけで自分でも犬に関して色々な経験をすることが出来ましたし、犬関係の仕事をしようと思い始めることにもなりました。
思い立ってから6年。 長老も既に13歳。心臓疾患を患ってしまいましたが、食欲は旺盛です。 まだ元気なうちに開業することが出来たので、間に合って良かった・・・の一言です。

