人って不思議だ。



言い方ひとつでモチベーションが

天と地の差になる。



ご飯終わった

お風呂入った

歯も磨いた。



あとは寝かせるだけ!


そんな時に息子が放った一球がこちら



“ママお腹すいた。”



はい出たー


子育てあるあるー。


寝しなに腹減った案件




イライライライライライラ




我慢して寝てよ。



でもその日は全てが順調にすすみ

時計の針はまだ19時半。



わたしとしてはそのまま20時に寝かせられたらというゴールに向けて高まっていたので


今息子から放たれた一撃はカナリつらい。




時間も早かったし

夜ご飯もしっかり食べた日だったので

食べ盛りの息子にこのまま我慢させるのも。



と思い、渋々パンをトースターの中へ。




あぁバター塗るんかなー

はちみつも塗るんかなー



また洗い物増えるなー


バターのついたスプーン洗うの嫌いなんだよ

くそーめんどくせー。




そんな思いでパンが焼き上がるのを待つ。



いい焦げ目になり

トースターからパンを取り出しながら息子に問いかける。



パンに何塗るの?

バター?はちみつも?


すると彼は


うーん。バター……あっ、やっぱりそのままでいいわ!



えっ?



わたしは何も塗らなくていい嬉しさとは裏腹に


逆に何か塗ってやりたくなる気持ちでいっぱいになった。



彼は今、

若干いやMAXイライラしているわたしに気を使って何も塗らないことを選択したのか?


はたまた

ただ単純に何も塗らないパンが食べたいだけなのか。


そんな思いを巡らせていると


最初は嫌で嫌でならなかった



パンにはちみつとバターを塗ろうか?



という提案をこちらから発してしまっているではないか。


なんだこの気持ちは。



彼の答えはノー。



そう。


彼はただ単純に何も塗らないパンを食べたかっただけなのだ。


だけどどうだ。


最初からパンにはちみつをリクエストされたなら

わたしは益々イライラがこみ上げ

こんな時間から食うな!というモチベーションで彼にパンを出していただろう。


しかし今は違う。


もう1枚焼いてやろうか?

と思うほどのモチベーションでパンを差し出すわたしがいる。



彼は子供だから

なんの気もなしに

何も塗らないパンを要求しただろう。


でもどうだ。


本当はバターとはちみつを塗って欲しくて

一旦何も塗らなくていいと言うジャブを打ってから


わたしからバターとはちみつを塗ろうか?と提案させ、


見事


わたしをイライラさせずに


念願の蜂蜜バタートーストを与えられたとすると、


こりゃ敏腕営業マンにも匹敵する言葉のテクニックだぞ。やいやい。



やるではないか息子よ。









そんな一件があったのち


深夜に帰宅した旦那と少々小競り合いになり


いつものごとく


彼の言い方が気にいらない私が

なんとか上手く伝えたいと思った矢先


ふとこの出来事を思い出し


ケータイを手に取り書き起こした


しょーもないけど、

いやいや深くない?!?!


っていう短編小説でした。w



息子よ


人を動かすとは。

という難儀を母は学んだよ。


ありがとう。




相手の気持ちを汲み取り、共感した上で

自分の思いを伝えること。


それは円滑な関係を築き


はちみつとバターのような


抜群の関係性を生み出す。






そーいうことなんだよ旦那よ!


わかったかッッ!