Hが顔を見せるのも間もなくだと予感させる出来事がありました。

何回と続くメッセージのやり取り。


刺々しかったHは影を潜め、わたしの知っているHになっていきました。




Hは間もなくここに来る。
顔を見せにやって来る。


そんな予感さえ感じさせます。



H、わたしはずっとあなたを追い掛けて来たよ。
気の遠くなるような時間、あなたの身代わりでいいとまで言うMの優しい手を振り払い、わたしはここに一人で乗り込んできた。


ここにはあなたしかいない。

でも環境はわたしの予想を遥かに越えて厳しかった。
わたしの経験にはない事ばかりで、壊れていく自分が手に取るように分かって。


H。


わたしはこれからも、あなたを想い、心配し、心を寄せるんだわ。


わたしのあなたへの想いは、
あなたのわたしへの想いは、


間もなく実を結ぶ。



そう感じています。



ねぇ、信じていい?
もう一人にしないで。
あなたのそのあたたかくて大きな手は、わたしだけのものと思わせて欲しい。


H、わたしの愛しい人。