先日、わたしに近しい鑑定士達が過去にやってしまったミスと言うのを聞いて、自分もそうかもしれないと慌て、ちょっと2つの自分を作って電話占いを受けてみました。
(実験みたいでごめんなさい)


それは依頼者(わたし)が

彼もわたしを好きなのは知っているんです

とか

他の鑑定士にもそう言われているんです

と言った場合とそうではなく、まっさらな状態で鑑定を受けた場合に違いは出るのかと言う事でした。

まず

「彼がわたしを好きなのは充分解っているんですが、何だか煮えきらなくて…。
他の先生方にもわたしの事を彼は好きだと言われています」

と言う質問者となって鑑定を受けました。


次は同じ鑑定士に

「好きな人がいるのですが、彼の気持ちが解りません」

と言ってみました。


勿論自分の名前を変えて。


こちらをよく当たると有名な3人の先生にやってもらいました。
(先生方、ごめんなさい(>_<))

やはり1回目の質問をすると鑑定が揺れるようです。
その前情報が入る事、そしてわたしは本当にHを考えて二人が付き合っていた頃の事を思い出しながら鑑定を受けましたので、
結果は微妙な事になりました。


この前情報は鑑定士の先入観となり、依頼者の気持ちを通して、依頼者の目で相手を視るようになり、相手の男性を視ているようで、実は依頼者の気持ちに巻き込まれており、事実を誤ったり、また何か違うと違和感があっても、それすら無意識に押し殺してしまうようでした。


実はわたしもこのようなご質問を3件受けておりました。
3件めの方に対しては、注意を受けた後でしたので、
『ごめんなさいね、まずそれはなしにしてフラットな気持ちで視させて下さいね。そうしないと視る相手を誤ってしまうから』
と伝えてから本当にフラットな気持ち、そしてその前情報をガン無視して拝見しました。


依頼者さまには厳しい結果になり、泣き声になり黙ってしまわれましたが、補足のカードを引くと

『彼の情報を集めなさい』

と出たので、それをお伝えしましたところ、少し経ってから、お相手が実は既婚者だったと言うわたしの視立て通りになりました。


これはまずいと思いました。

わたしはこれまでご紹介でしか鑑定を受けてこなかったし、そのような事を仰る方がいなかったのです。
ですから黙って質問の事だけに集中出来ましたが、今は違う…。

きっと後のお二人は依頼者さまの目を通して、依頼者さまが望んでいることを視ているだけだ。


嫌な汗が出てきました。

視ているようで視ていない

と言う事になります。


これはもう一度フラットな気持ちで視なければ…と思いっていたところ、一人の方とは連絡が取れて、改めて拝見する事にしました。

結果はもう一人女性が視えました。
そして『悩んでいる』と取れました。

ご依頼者様に伝えると

「実は…二股かけられていて…」

と苦しい胸の内を吐露してくれました。


もう激しく反省です。
前情報によって、自分の目が見誤るのです。
ご依頼者さまの願望をそのまま写し出してしまうのです。
そしてその強い気持ちで、出てきたカードの結果迄誤って解釈してしまう。


これはもうお金を頂戴して鑑定をするのに、あってはならない事です。


ご依頼者さまの言葉に惑わされないようにしなければ…と猛省しました。


わたしは誰を視ているのだろう…



辛い…

こんなんじゃ全く駄目です。
ダメダメな鑑定士です。