久しぶりに
素敵な女性が現れた

行きなれたスーパーに
レジをしている女性を
一目惚れした

あの人の笑顔を見たら
ストレスが消えた

好きで好きで頭の中で
駆け巡ってくる


次第に意識を
取り戻せることが出来る

毎日悪夢ばかり観ていた

そう愛沢 瞳

僕の寂しさを
癒やしてくれる存在

確かに僕は
長い間意識を失った

結局僕は死ねなかった

だから一人ぼっちになり
静かに目を閉じた

冷たい心をあなたの
優しさで癒やして欲しい

こんな僕でごめんね

悲しくて涙が溢れて
止まらない

僕にだって生きる
権利がある

そんなに僕が嫌いなら
このナイフで深く刺して

世界の中心で愛を叫んだ

なんだか自分がわからない
助けて

これ以上覚醒したくない

だから僕が生きていたこと
決して忘れないで

いつかこの悪い傷は
きっと塞がると信じる

少しでも
前向きに生きたい

そう
確かに僕は自殺した

変わり果てた僕を観た
瞳が涙を流していた

僕がいないこの世界

ねぇ寂しさを共有して
気持ちを理解して欲しい

そろそろ僕が死ぬ時間が
訪れます

改めまして
僕 
青山 涼
年齢40歳
新潟に住んでいます

今小説家になりたくて
毎日執筆活動をしています

いつか芥川賞に選ばれて
皆さんに読んでもらいたい

そう愛沢 瞳

僕が頭の中で考えた
架空の女性

兄貴はいるけど
絶縁された

両親は病気で12年前に
この世界から消えた

社会に順応したくても
出来なかった

少しでも前向きに
生きることが出来たら
嬉しい

これが僕の最悪の罪

初恋の女性
羽鳥裕美に嫌われて
生きる権利を捨てた

決して人間は独りでは
生きていけない

これが現実の僕です

だからお願い
僕のことを嫌いにならないで

迷惑ばかりかけてごめんね

再び僕は悪夢から目を覚ます
ありがとう



結局僕は死ねなかった

今日で連休が終わる

ありふれた台詞はいらない

今宵は満天の星空が見える

母さん父さんは月に住んで
僕を心配してくれる

いつの日にか僕は死ぬ

遅すぎた妖精の囁き

寂しくて涙が溢れて
止まらない

誰か僕の寂しさを
共有して欲しい

ねぇ
瞳愛している

ありがとう