初日を無事迎えました
何故初日を無事に迎えましたと言うのだろう
僕は未だにこの挨拶をよく知らずに使ってきた
深く考えずに
未だに
気づけばこの代々木上原に来始めて
もう11年くらい経つだろうか
確かに
ここに来ると落ち着く
自分の家と同じくらいに
もし
僕がもう一つの人生があり
その道が上手い事転がり
夢を叶えたとしたら
それはこんなに充実したものに
はたしてなっていたか
皆に出会えず
とても残念になっていたかもしれない
それくらい今やっている事が
楽しいかもしれない
先輩達程舞台の数は経験がないし
苦労もきっと知らぬが
目の前の事に夢中になれているようだ
初日を無事にとか
中日とか
千秋楽とかの言葉の実感は未だに皆無だが
その回その回の挑戦やら集中やら
皆でやっている事がとても楽しい
あれこれの作業が
今日
三遊亭全楽師匠を交えての初日
とても面白い
芝居の幕間に
落語
この趣向もとても新鮮で
良い空気の入れ替えが功を奏して
とても良い舞台公演の形となった
次は何を話してくれるのかとか
音響をやっていると正面から
よく芝居も観れるし
毎回の皆の違いがはっきりとわかる
これが良い
出る方が勿論楽しい
でもこれもたまには良い
下手な音響がもっと良くするには
というこの感じ
ゼロだから
どんどん良くしなきゃと
何も考えずに夢中になっている
これは楽しいぞ
もっと引き出したい
初日打ち上げの図