ワンオアエイトを観劇
ザ・スズナリにて
じゃのめに続き
その傑作に感激し
またもや早く余韻に浸りたい衝動に駆られる
田村さんの本と演出には
益々研きがかかり
面白かった
沢山共感してしまう部分がある
例え経験や体験が無くても
それを想像出来てしまう所が
凄い所だ
ワンオアエイトは皆そこに自然と存在しているような
演劇だからとお芝居だからと
奇をてらう事もなく
そこに無理もなく
勿論役者が舞台に立っているのだけど
観るお客様が
自分と役が同じ感覚でいられるような
感じやすくなるような
そこに居やすくさせる空気がある
客演として今回は
甲本雅裕さんや矢部太郎さん
有名な方も出ているが
こちらに構えさせない気楽さがある
気楽に声を出して笑う事が出来るし
気楽に泣く事が出来る
僕が自分のブログを書くきっかけとなったのが
実はこのワンオアエイト
嬉しいのは
前にワンオアに出演してた役者が
舞台監督をやってたり
演出助手をやってたりで
サプライズもそこには実はあるのだが
それらはとても素敵だと思う
だから座長と田村さんを軸にして
皆がどんどん大きくなっていく
そういう良い風が吹いている
甲本さんや恩田さんを観てると
自分が恥ずかしくなってくる
誰かの為に
誰かを想って
生きた事があるか
お母さん役は
今ストライクで
僕には自分をそんなに犠牲にしてまで
人の為に生きた事が
出演してる皆みたいに
真っ当に
生きた事があるか
僕は自分だけの為に
人を巻き込み
犠牲にして生きてるのでは
なんて思ったりした
自分の思いや行いは
全部嘘なのじゃないか
きっとそういう場面もあるさとしとく
こういうお芝居で面白いのは
中々観れるものじゃない
じゃのめの時もそうだったけど
造りの計算ではこれ以上はない
心が揺さぶられっ放しだ
昔はもっと明らかにそうだったけど
今の舞台は今の時代で
今しか観れないものだから
是非観て欲しい作品です
人を取り巻く環境は
実に残酷なものだ
痛み続けた2時間弱
そして今なおも