
文芸社サロンにて。
師走。大人になるつれ、僕にとってワースト1の月。1番疲れるけど、1番ご褒美を貰う月。それでも、ワースト1。
ル リーヴルのライブの音響のオペを。と言ってもリバーブのオンオフを切り替える簡単な作業。清順にも5.6年振りに会えた。全然変わっていなくて安心した。相変わらずどこでも誰とでも楽しめる素敵な才能がある。
まずはル リーヴルについて。
女優の兎本有紀さんと元四季の岩本潤子さんの、互いの本という名前にあるその単語をフランス語にした名前。本から楽しい事を得て仕事にしている2人が企画したユニット。
そして有紀さんのライブには絶対の存在のピアニスト赤石香喜さん。音楽監督。
今回は僕の好きな曲が二つある。どれもいいのだけど、特に。
潤さんが歌ったシューベルトのアヴェマリア。
有紀さんの歌った夢破れて。
潤さんは、四季に入る前から訓練してるのでその歌声には圧倒される。出る正音を抑えようと筋肉が震えてるがわかる。その音の響きの波がぐっと心を震わせ高まらせてくれる。こんな声は始めてだった。
有紀さんは声が出ないとか言って謙遜するのだけど、人前でお金取って歌ってるわけだから上手いし、歌だけじゃない。有紀さんの女優としてのやってきた事がきちんと表現に含まれているので、聴いてると涙が出る。芝居でよく言う上手い下手じゃないというような、いつもどうやってるんだ?と不思議に思う。
そして赤石さんのピアノはやはり秀悦。トークも楽しい。一行でごめんなさい。説明しなくても、素敵なんだ。それに大分昨日は迷惑をかけてしまったのです。
しかし、何という星に生まれて来たのか。
東京フィルムセンターの学生の子達が手伝いに来ていた。その中の2人組が面白かった。まだ21歳で今度、四季に受かったらしい。偶然にも僕が観ていた舞台に出演していた。oobjのトゥエルブ。あれは面白かった。ブログでも昔書いた事がある。
打ち上げの中華料理の食べ放題で、開始20分で料理の殆どを食べつくしたのだ。やっぱり20歳前後は違う。気持ちのいい食いっぷりだ。その後も1時間黙々と食べ続ける僕のテーブルの人達。僕も久し振りにあんなに食べれた。
稽古がしたくなった。毎日。
歌も踊りもやらなければ駄目かな。芝居だけというのはないし。歌は少し勉強したいね。
若さはいい。僕の年も間違いなく楽しいのだけど、気持ちのいいエネルギーがストレートにくる。
うかうかしてられない。日々の訓練。
四季は稽古するだけで、お金がもえるシステムになったらしい。僕達もいつかそうなりたいね!



