さよならシアタートップス最後の文化祭 東京サンシャインボーイズ再結成「returns」のDVDを観劇。
解散してから15年振りに期間限定で再結成した、東京サンシャインボーイズ。芝居の内容も即興で創った分、三谷さんのいつもの計算みたいなのはなかったが、十分面白い。今回のこの企画は皆が集まった時点でその価値が決定したように感じた。稽古時間は夜のみの10日間。本は稽古初日から書き始める。10日で創った舞台。本があって、6日間の稽古で本番をやるところもあるけど、恐らくクオリティが違う。そして皆、他に仕事を抱えながらだから瞬発力と集中力が段違いなんだろう。当時は1番チケットが取れない劇団で毎回1万人以上の動員数を誇る。僕が感動したのは、亡くなった伊藤さんを声で出演させた事。全員が揃う事に意味があると決断した三谷さんの思い。そして今回の役は皆それぞれの今の状況に近い所で設定している。お互いの関係性もそうだ。当時は知らないけど、時間を経た。そしてまた集まった。西村さんが言っていた。才能がある人がそばにいるというのは本当に幸せな事だと。そういういきいきした感じが伝わる舞台だった。大人達が良かった。若い僕達より一生懸命やっていた。自分を卑下したくないけど、やっぱり何か欠落感がある。僕や周りや。そう思うのはまだまだ楽してるからか。もしくは諦めているのか。でも、痛感も反省もしてないこの感じ。不安がってもいない。全く眠れなくなってしまった。
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