下北沢駅前劇場。
レモンライブのTRAIN TRAINを観劇して来た。客席はコの字型でステージのセンターが前に出ている舞台だ。遊井亮子は僕が東京に出て来たその日に初めて会った芸能人。と言っても恵比寿ですれ違っただけだけど。
キラキラしていた。背も高くてスラっとしてて、綺麗さに磨きがかかっていた。コミカルに何役もこなしていて目が離せなかった。みのすけさんが出てるけど、目当ては半海さんだ。
予約したのもギリギリで、オマケみたいな席なんだけど、半海さんを一番近くで終始追える席。僕の叔父の半海さんが一番の目標なんだけど、観るといつも絶望する。あまりに遠過ぎて。一瞬で劇場の空気を変える。時にはシェイクスピアを読むような、時には枠からちょっと顔が出てしまう調節。本にガンガン乗って行くノリとか。兎に角、変化が絶えなくて観てて面白い。断然に違う感じがする。あれは毎日の積み重ね。陰の努力。飯を食う時間ももったいないと言う。何十年も毎日続けた身体と心の調律。それだけもマネすら出来ない。誇らしいのと、希望と絶対の絶望感。とても複雑な気持ちだ。しかし、良いものを観たと思う。だが、悔しい気持ちで胸がいっぱい。

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