そんな時、1本の電話がなる
付き人時代にお世話になっていた省吾さんの幼馴染みで事務所の社長、春日さんからだ

『ヒロ、お前どうしてるんだ⁉️元気してるのか⁉️』(春日)

『何とか生きてる感じですね…』

『お前今仕事は何してるの⁉️』(春日)

『マッサージのお店と夏は海で遊びの仕事してます』

そんな話をしていると、春日さんも省吾さんとは別々で仕事をしていたのだが、もう一度やることになったので
『手伝わないか⁉️』
とお誘いを受けた

少しは考えたが、答えを出すのにそれほど時間はいらなかった

このままでは終われない
このままの仕事では終われない
と言う気持ちが強かった

その代わり、やるのなら夏だけの海の仕事は良いとしてもマッサージのお店は辞めようと思った

また外食産業の二の舞になるのは嫌だったので、お店を売りまた芸能の世界に戻ることにしたのだ

しかし、約10年前にVシネマに出演していた時代、約12年前には省吾さんの付き人時代

浦島太郎の様なものだ

この間、大御所の役者さんとは毎週の様に遊んでいたが、芸能の仕事からは離れていた

同じ様に、省吾さんも10年間芸能界の仕事はほとんどしていない

噂には聞いていたが
僕が着いていた頃は、レギュラーMCの番組が13本、特番などを入れたらほぼ休みなく、働いていて、芸能の仕事がゼロになることなんて全く想像がつかなかった

それでも、自分で別の仕事を起業し上手くいっている様であった

なので僕が芸能の仕事に戻ることにしたのは、省吾さんの奥さんである、元トップアイドルのマネージャーをやると言う事で承諾したのである

マネージャーの仕事は自分の意識を持たなければ、車を運転して、現場に行き、スケジュールの管理をし、OAかぶりが無いように気を付けるだけ

芸能界の仕事をするといっても、バイトのような気持ちで最初はいたのが正直なところだ

マネージャーの仕事は良く考えてみたら、これが最初だった

以前は付き人
付き人とマネージャーの違いは随分前にも書いたが、人にもよるが付き人は、身の回りの事全て、当時はタバコと飲み物を常に持ち、言われてからでは遅く、飲みたいもの、必要な物を瞬時に用意する
会話は行き先を言われる以外なし
ひたすら待つ

悔しい、情けない、僕はこう思う、等と言う感情を持った時点で精神が壊れていく

ヒロくんは何になりたいの⁉️
『はい、偉くなりたいです🎶』
ぐらいのバカでいないと勤まらない

その代わり人が【言葉】を覚える前の時代、【感じる】いわゆる第6感を少し身に付けることが出来るのと、何より芸能界の本当の一軍を学ぶ事が出来る貴重な体験だった
と、振り返ってみるとそう思うが、やっている最中は『いつか殺してやる』と思いながらやっていた(笑)


そしてVシネ時代は自らを、マネージメントしていたが、これとは別だ

本物のマネージャーの役が出来る

そして元アイドルは僕にとって神であった🎶