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BeagleBuddy

BeagleBoardには
Ethernetがない!

こういうのをさせばいい話だがシステムにほぼ必須のデバイスが常時USB端子にぶら下がっているのはダサい。(ちなみにWii専用LANアダプタの中身はよくあるasix製のUSB Ethernetチップで、Wii専用でもなんでもなくPCにさして使える

そんなわけでBeagleBoardに足りない機能を補ってくれるドーターボードがこの BeagleBuddy Zippy Ethernet Combo Board。BeagleBoardの拡張コネクタを下向きにハンダ付けした状態で、このボードの上にBeagleBoardをスタックすることで

Ethernet
第二SDカードスロット
標準的な形状のシリアルコネクタ
電池付きリアルタイムクロック
少し使いやすいI2Cコネクタ

が追加される。

ところで、EthernetはSPIの先につながれているようだが、リファレンスマニュアルによるとBeagleBoardの拡張ヘッダは複数のI/Oがピンを共有しており、SDカードとI2CのセットとシリアルとSPIのセットは排他的にしか使えない。この基板、おそらく全ての機能を同時に使うことは出来ない

HawkBoard

低コストかつ高性能で小ロットでの入手性も良いことからLinuxナードの人気を集めるBeagleBoard姉妹品とでも言うべき製品が登場した。

HawkBoardはそのロゴのデザインから何となく想像がつく通り、BeagleBoard同様にテキサスインスツルメンツのバックアップを受けてコミュニティベースで開発されているシングルボードコンピュータで、同社のARM SoCシリーズであるOMAPの中でも低コスト、低消費電力を重視したARM9ベースのOMAP L138を採用している。

プロセッサの性能はARM9 300MHzとBeagleBoardと比較するといまひとつだが、SATAアナログVGAコンポジット入力Ethernetといった痒い所に手が届く豊富なI/Oが魅力。

まだ購入出来る段階ではないが、抽選でHawkBoardが手に入るキャンペーン実施中な模様。受付は11月30日迄。

DevIL + GPU

大抵の画像形式が開けて、大抵の画像形式で保存できる画像の万能ライブラリDevILがconfigure中に妙なファイルを探していることに気がついた。
$ ./configure
...
checking whether we would like to have support for wbmp format... yes
checking whether we would like to have support for wdp format... yes
checking whether we would like to have support for xpm format... yes
checking squish.h usability... no
checking squish.h presence... no
checking for squish.h... no
checking nvtt/nvtt.h usability... no
checking nvtt/nvtt.h presence... no
checking for nvtt/nvtt.h... no

checking for X... libraries /opt/x11/lib, headers /opt/x11/include
checking for the pthreads library -lpthreads... no
checking whether pthreads work without any flags... no
checking whether pthreads work with -Kthread... no
...

nvttはnvidiaがテクスチャの加工をGPUで行うために作ったライブラリで、バージョン2からはMITライセンスのオープンソースソフトウェアになっている。

ということは、もしかしてDevILはCUDAによるアクセラレーションに対応しているのか。今度試しておこう。

initramfsでお手軽Linux環境

Linuxにはルートファイルシステムがマウントされる前にルートファイルシステムがあるべき場所に置かれているファイルをカーネルに埋め込んでおくinitramfsと呼ばれる仕組みが存在する。主にルートファイルシステムが面倒な場所に置かれており前処理が必要な時に使用するもので、古参のLinuxユーザならinitrdがカーネルに組み込まれたものと思えば6割は合っている。

本来は前処理のためのものだが、initramfsそれ自体がルートファイルシステムであってはいけないという決まりはないのでinitramfsにLinux環境に必要なファイルを全部入れてみた

standalone
md5sum: fd35b6903afea244d78cae0b6c289ad4

このLinuxカーネルをブートローダから起動してやるとuClibc+busyboxベースの環境がなんとなく立ち上がる。最初から存在するログイン可能なユーザはrootのみで、初期パスワードはrootになっている。playaacでAACの音楽ファイルを再生出来るが、音はサウンドカードではなくPCスピーカーから出てくるので注意。
使ったもの
Linux 2.6.31
uClibc 0.9.30.1
uClibc++ 0.2.2
BusyBox 1.15.1
DropBear 0.52
ntpclient 2007 365
microperl 5.10.1
FAAD2 2.7
ALSA 1.0.21
libiconv 1.13.1(入れたけど使わなかった...)
SDL 1.12.3(入れたけど使わなかった...)
sysfsutils 2.1.0
udev 104(新しいものはuClibcでビルド出来ない)
kexec-tools 2.0.1
libxml2 2.6.30
ncurses 5.7
pcmciautils 2.1.0
wireless tools 29
zlib 1.2.3
lynx 2.8.7

NetWalker

Linuxユーザなら一度は聞いたことがあるであろうPDA、Zaurus SLシリーズ(通称リナザウ)を開発したシャープから新しいモバイルLinuxマシンが登場する
シャープの次世代PDA、NetWalkerの仕様は以下の通り

Freescale i.MX515 ARM CortexA8 800MHz
メインメモリ512MB
フラッシュメモリ6GB
microSDHCスロット搭載
USB 2.0 x1
WiFi 802.11b/g搭載
1024x600 タッチパネル液晶搭載
モノラルスピーカー/ステレオヘッドホン出力

i.MX515はFreescaleが開発したARMプロセッサで、お馴染みのOMAP3と同じく最新のARMv7aに一通りの周辺デバイスを内包したアプリケーションプロセッサ。後発だったこともあり、OMAP3より高いクロックでの動作が可能になっている。続いてメインメモリはBeagleBoardの倍、デスクトップLinuxマシンとして使うのに全く不自由しない容量になっている。液晶パネルが狭いことはZaurusにPCと同じデスクトップ環境を入れる際大きな問題だったが、新しいNetWalkerではネットブックに匹敵する解像度の液晶が搭載されている。大きさはネットブックより小さくDSiより大きいA6サイズ。重さは409gでバッテリー駆動時間はおよそ10時間。まさにかつてのリナザウユーザが待っていたものではなかろうか。

Zaurusは標準のユーザインターフェースとしてPC Linuxでは一般的ではないQtEmbeddedを採用しており、PC Linuxと同じ感覚で使えるようにするためにはカスタマイズが必要だったが、NetWalkerにはARM版Ubuntu 9.04がほぼそのままインストールされており、初期状態でx86版のUbuntuと殆ど同じ感覚で使うことが出来る

人気のBeagleBoardは遠からずリアルタイムクロック用の電池が追加されたRev.C3がリリースされる予定だが、手のひらサイズのマシンにデスクトップPCのディスプレイが必要なのは納得がいかない人は9月25日の発売までに45000円を用意しておこう。