開発環境の準備が整ったらコンパイラの動作確認を行います。


まずテキストエディタを起動して下記のソースコードをそのままタイプします。

コンパイラの動作確認が目的なので意味がわからなくても大丈夫です。


 左下矢印ここから

 #include <stdio.h>

 int main( void ){

  printf( "確認OK!\n" );

  return 0;

 }

 左上矢印ここまで

 注意全て半角文字です


全てをタイプし終えたら任意のディレクトリに example.c の名称で保存して下さい。


次はいよいよコンパイルです。

コンパイルには gcc を使用します。


 $ cd /path/to/src 注意ソースコードを保存したディレクトリに移動

 $ ls

 example.c 注意ファイルの存在を確認

 $ gcc example.c -o example

 $


コンパイルが正常に終了した場合、メッセージ等が何も出力されずにプロンプトに戻ります。


残念なことに何かメッセージが表示されてしまった場合はコンパイル失敗です。

原因はいくつか考えられるのですが、最も可能性が高いのはソースコードのミスタイプです。

入力内容に誤りがないことを確認の上、再度コンパイルして下さい。


最後に生成されたプログラムが実行できることを確認します。


 $ ls

 example example.c 注意生成されたプログラムを確認

 $ ./example

 確認OK!

 $


「確認OK!」のメッセージが表示されたら動作確認は無事終了です。

C言語でプログラミングする為にはテキストエディタとコンパイラを用意する必要があります。

CentOS 5の場合、デフォルトインストールするとテキストエディタはインストールされますが、
コンパイラはインストールされません。

コンパイラの有無はrpmコマンドで確認することができます。

 $ rpm -qa | grep gcc
 gcc-4.1.2-42.el5 注意この行が表示されればOK
 :
 $

インストールされていない場合はyumコマンドを使用してインストールします。
なお、下記の例ではコンパイラ以外の開発ツールもまとめてインストールしています。

 $ su 注意rootユーザになります
 パスワード: 
 # yum -y groupinstall "Development Tools"
 :
 # exit 注意元のユーザに戻ります
 $

以上で準備は終了です。