ここまで来るまで本当に長い道のりだったけどやっとガソリンタンク内部のコーティングができるようになったニンジャ250R。
ガソリンタンク内部のコーティングをするならこれも錆取りと一緒で専用のコーティング剤を使うのが一般的だけど、ひねくれてるから違う方法を試したくなるんですよ。
オフロードバイクでFRP製の容量がアップしたビッグタンクが売ってたりするんでFRP樹脂でコーティングできるかもってことでFRP樹脂を使おうって思ったんですけどね。
もちろん安く上がるっていうのが一番の理由だけどね。
うまくいけば1000円ほどでバイクのガソリンタンクだと4、5台分の容量があるからね。
FRP樹脂は他にも使える用途があるんでほんとお得。
FRP樹脂といっても種類があるみたいで今回購入したFRP樹脂の耐ガソリン性は確かめておかないとあとでえらい目にあうからね。
FRP樹脂が解けたらガソリンタンクだけじゃなくてエンジンまで使い物にならなくなる。
さすがにそれは避けたいんで、前に確認してるけど、もう一度FRP樹脂の耐ガソリン性を確認しておきました。
前回確認したときはガソリン入れて1日置いてただけ。
空気に触れてたのもあると思うけどガソリンの色が変色してたんですよ。
樹脂が溶けて変色したのかなって思うぐらい色が変わってたんでもう一度確認しておきました。
今回はラップでフタをして空気に触れないようにして1週間ほど放置。
ちょっと色が変わってるかなっていう感じはあるけど前回とは大違い。
樹脂の表面はガソリンを入れる前と変わらないんでFRP樹脂が溶けることはなさそうなんで大丈夫だろうって判断したけどね。
ということで、ガソリンタンク内部のコーティングをFRP樹脂でやっていきます。
樹脂の量が多いんで家でやると臭いが充満して苦情が来るから今回は会社でやることに。
まずは内部の洗浄と油分の除去を兼ねてガソリンで投入して穴からこぼさないようにフリフリ。
ガソリン抜いてドライヤーで乾燥させてからFRP樹脂を流していきます。
タンク内部のコーティングに使う樹脂の量は200cc。
これぐらいあれば多分全体にコーティングできるはず。
まぁ足りなければ乾燥させてからもう1回やれば良いんでFRP樹脂の量はそこまで気にしなくても大丈夫。
タンクキャップのほうから漏れるのはイヤなんでタンクキャップ側だけフタをしといたけどね。
燃料ポンプの開口から樹脂を投入。
会社の中の室温がめっちゃ低いんで樹脂の流れが悪いのが難点。
だから樹脂の動きが遅くてなかなか広がってくれなかったけどね。
こういう作業は気温が高いほうが作業がやりやすいし乾燥時間も短くなる。
タンク上部全域に樹脂がいきわたったら左の側面、右の側面とやって最後に底面にいきわたらせてあとは乾燥するのを待つだけ。
FRP樹脂の量は200ccで十分足りててもう少し少なくてもコーティングはできそう。
FRP樹脂は硬いけど薄いとちょっとしたショックで割れる可能性があるんで、一度乾燥させてからもう1回やったほうが良いのかなとか思うけど。
乾燥して内部を確認してから考えれば良いかなって思うけど。
で、乾燥したガソリンタンクを家に持って帰ってきました。
スコープカメラで奥のほうまで確認したけど内部全域には行き渡ってるみたい。
ただ、フレームをかわすために盛り上がってる底面の部分が樹脂の量が少ないように見えるのが気になる。
タンクの底面は穴もあいてたから底面の厚みを増やすために樹脂を足してコーティングしたほうが良いかなって考えてるけど。
錆取りの苦労から考えたらFRP樹脂でコーティングする作業自体は楽勝でうまいこと全体的にコーティングできてると思うんですけどね。
もう少し念入りにスコープカメラで内部を確認してから、これで終わりにするかもう少し樹脂を足すか考えます。