2021年5月20日のお話。
今オーバーホールしているデロルトのDHLAキャブレターやソレックスやウェーバーなどのサイドドラフトキャブレターってヤツはほんと構造が複雑ですね。
まずジェット類の数に驚いたけどジェット類が付いている通路をよくよく見てみたらほんと凄い構造になってるんですよね。
ガソリンが流れる通路が多いだけでも凄いなぁって思うのに、入り乱れてるわ交差してるわ分岐してるわでエライことになってるし。
通路にキャブクリを吹き掛けてどこに繋がってるのか確認してたけど、とんでもないところと繋がってたりするんでほんとおもしろい。
構造もおもしろいけど精密な作りに感心しましたよ。
こういうキャブが全盛期だった頃って40年以上も前の話だと思うんですよね。
そんな昔の時代にこんな複雑で精密なキャブレターがあったっていうのも驚き。
ほんと芸術品みたいですよ。
知れば知るほど魅力的なキャブレターでキャブの車が欲しくなってきましたね。
4発の大型バイクにソレックス2連積んだりしてるバイクもあるみたいだけど、このキャブはやっぱり車が似合う。
昔からサニトラ好きなんでA型エンジンをイジって遊びたいなぁっていう思いが。
車はイジる場所がないから無理だけど。
ちょっと話がそれたけど感心ばかりしててもキレイにはならないんで通路の洗浄を。
キャブクリと綿棒や爪楊枝に串を使って通路を洗浄したけどまだまだ汚れが溜まってますね。
詰まりがないのは確認したけど綿棒の汚れがハンパない。
まだ綿棒や爪楊枝、串が入るところはまだ良いけど通路の下で横に分岐されてるところなんかの汚れが落とせないんですよね。
とりあえず届くところはかなりキレイにしてみたけど、まだ完全にはキレイになってない。
汚れを分解してくれる溶剤に浸けておかないと通路の奥のほうの汚れは落ちそうにないですね。
今回持ってきたキャブクリやパーツクリーナーは液体なんで泡系の洗浄剤を使ったほうが良さそう。
もう少し念入りにやるけど、最終的には会社帰った時に溶剤で汚れ溶かしてエアーで吹き飛ばさないと無理かな。
次はボディ表面の腐食や錆びをキレイにしていきますよ。
せっかくキレイなメッキボディなんでピカピカに仕上げたいからね。