2021年3月28日のお話。

28日の日曜日が仕事になったので今週も土曜日が休み。
天気が良いからバイクに乗りたいところだけどそろそろあったかくなってきたんで冬眠中のZX12Rを叩き起こさないと。

ということで、久しぶりにZX12Rのカバーをめくったら雨が浸透してるんでホコリがいっぱい。
悲しい状態になってましたね。


整備できる位置に移動しようと起こしたらめっちゃ重い。
で、後ろに動かそうと思ってもビクともしない。

最近は中華ゴリラばっかりイジッてたんで軽量級の車体に慣れてしまったみたい。
この前VTR250乗ったときでも重って思ったぐらいだからね。

久しぶりに押したり引いたりするとデカさと重さにほんとビックリしますね。

整備できる位置に移動したのは良いけどレーシングスタンドをひとりで立てるのがこれまたコワイ。
まだ腰が完治してないし下半身に力がはいらないんですよ。
だから、なんか倒してしまいそうで。
まぁ、言い訳なんですけどね。
さすがに倒すのはイヤなんで娘に手伝ってもらったけどね。


今日は作業の準備をするだけでなのに重量級のバイクの移動で疲れてしまいましたよ。
ただ、天気がめっちゃ良いんで心地良いのが救いだったけど。

一服して気を取り直してブランと垂れたウインカーの交換から。


コイツがほんとめんどくさくてアンダーカウルにアッパーカウルのインナーにとめっちゃ外すモノが多いんですよ。
今回はフォーク周りはもバラすからついでにって感じで良いけどこれがウインカーだけだったらキレそうになりますよ。


付け方も複雑でややこしい構造してるからうっとうしいし。
そろそろ埋込みのウインカーに交換しようかなとは思ってるんですけどね。
このバイク買ったときから思ってたからもう8年経つけど。(笑)
 

手間は掛かってめんどくさかったけど思ったよりも早い時間に終わってまだ10時ぐらい。


次はメインの作業のフロントフォーク。
やっと妻から買ってもらったジャッキの出番。
ジャッキをエンジンの下に置いて見たらアタッチメントが低すぎてマフラーにモロ当たり。
これでは使いもんにならないんで急いで会社へ。


適当な木材が転がってるんで長さと高さを合わせるためにカット。

 


ビスで固定して台を作りましたよ。
これでバッチリマフラーをかわしてエンジンを持ち上げてフロントを上げることができましたよ。


予想外に会社行ったりして時間が掛かってしまったんでお昼休憩。

お昼ごはん食べて一服してから作業開始。フロントタイヤを外してフロントフォークを抜き取り。
ステム周りも確認したかったんでトップブリッジとステムも外しましたよ。

一番気になってたフロントフォーク。
改良した自作工具のおかげでフロントフォークの分解がラクになりましたよ。
今回は油面の変更だけなんでフォークキャップあけてスプリングを抜くだけですけどね。
 

ZX12Rの油面なんですが年式によって違ってたんですよ。
初期型のA1やA2は101mm。
中期から後期のB1からB6は93mm。

おっさんは初期の油面の101mmで組んでたんで標準の油面よりも8mm低くしてたんですよ。
でも、実際に走るとめっちゃ硬く感じるしリヤとのバランスが悪かったんですよね。

とりあえず1本のフォークの油面を110mmで組んでみたんですよ。


両方を押して確認してみたら少し入りが良くなったかなって感じで思ってたよりも柔らかくならなかったんですよね。

まだ時間も早かったから今日中に復活できて試走できるかなと思ってたけど油面を9mmも下げたのにあんまり効果を感じられない。
フロントフォークの油面って5mmも変わると手で押してもわかるぐらい変化するんですけどね。

油面を両方110mmにして組むのもなぁと思い、とりあえず現状のKHL15-10フォークオイルよりも柔らかいフォークオイルを購入して粘度の違いを確認してみたい。
油面下げたから初期の入りは少し早くなってるけど減衰は同じだから奥で硬い感じは変わらないんですよね。
そこが気にくわないんで油面だけで判断するのはなぁって思ったんですよ。

ということで、今回の作業は中断することに。
現状のフォークオイルよりもワンランク柔らかいオイルと比べてから組み直すことにします。

せっかく順調に作業が進んで冬眠から目覚めさせることができると思ったんですけどね。
もう少し寝かしておくことになりましたよ。