2021年2月5日のお話。

最近は中華ゴリラにかかりっぱなしでちょっと忘れかけた存在になってたVTR250の中古エンジン。

実は合間を見てちょこちょこと作業はしてるんですよ。
おっさんの中でその時のブームがコロコロ変わるから途中で作業が中断する時もあるけどね。

今回はカーボンを落としたバルブをさらにキレイにということで仕事の合間に会社のボール盤で磨いてあげました。


吸気バルブは洗浄液でかなりキレイになってたけど排気バルブはさすがにキレイにはならなかったんですよね。


どうせエンジン組み直すならやっぱりキレイにしておきたいんですよ。
一度組み直したら当分はバラすことがないからね。

それにできるだけカーボンの付着を減らしたいってことでポリッシュ仕上げとまではいかないけど軽く磨いておきましたよ。
まぁ自己満足の世界なんですけどね。
今回はパワーアップするつもりはないからポリッシュ仕上げまではしなかったんですけどね。
 

ピカピカにしたからってパワーが上がるワケでもなんでもないんですけど。
見た目はカッコいいけどエンジン組んだらバルブのポリッシュなんか誰にもわからないからね。

なんでやるのって思うでしょ。
正直大きなメリットはないんですよ。
ただ、性能アップはないけど性能ダウンを少し遅らせることができるかなって感じ。
どれぐらい遅らせることができるのかは乗り方にもよるから正確にはわからないけどね。

キレイに磨いてると確実にカーボンの付着が少なくなるってことは今までの経験で実証してるんで効果があるのはわかってるんですよ。
磨いてると滑りが良くなるんでしょうね。
 

あとは耐久性のアップぐらいかな。
今回はエンジンのチューニングはやらないんでバルブ自体に負担が掛かることはないけどバルブを軽量化して最高回転数を引き上げたりするとバルブの強度が落ちるんですよね。
 

そこでピカピカにポリッシュ加工してやるとバルブのシャフトに力が掛かっても応力が分散してくれるんで曲がったり傘が落ちたりといったことを防ぐことができるんですよ。
新品のバルブでも切削の後が残ってるんで小さい溝が残った状態になってるんですよ。
その溝から曲がったり折れたりするからね。

今回はエンジンノーマルなんであんまり関係ないけどね。

バルブの磨きはボール盤に取り付けて磨いていくだけなんで手間はそんなに掛からないししんどくもないんですよ。
バルブ8本で2時間ぐらいかな。
仕事の合間にやってたんで続けてやったワケじゃないから正確には覚えてないけど。


バルブのポリッシュ加工になると、もう少し時間は掛かってくるけどね。
そこそこキレイにするぐらいなら意外と短時間でできるからおっさんは好きな作業なんですよ。
なんといっても仕上がったときのピカピカがカッコいい。

見た目がめっちゃ変わるから達成感があるんですよね。
今回は大きなメリットはないけどキレイにしたぜっていう自己満足でやったんですけどね。

でも、こういう小さな積み重ねが後になって効いてくるのは確かだからね。

普通の人なら地味な作業でめんどくさそうって思うかもしれないけど、こういう地味な作業が楽しいって思えるところがバカなんだろうなって思うけどね。