2021年1月21日のお話。

VTR250のバルブの洗浄がやっと終わりましたよ。
カーボン落とすのがめんどくさくてほったらかしになってたんですよね。


正月休みでダラダラモードからの仕事バタバタだったけど気分転換もできたんでやっと再開する気になりましたよ。

一応、年末までに排気バルブのカーボン落としはやってたんですよね。


走行距離の多い排気バルブの燃焼室側はカーボンが焼けてバルブにこびり付いてるんで陶器のように硬くなってるんで全然落ちないけどね。
だからペーパーで磨かないと落とせないということでポート側のカーボンは落としておいたけど。

吸気バルブ4本が全く手を付けてなくて残ってたんですよ。
排気バルブやったあとにすぐやろうと思ってたから普段から見えるところに置いてたらホコリまで付いてたけど。


排気バルブみたいに硬くこびりついてないんで細いマイナスドライバーでこするだけでカーボンは落ちてくれるからラクなんですよ。
それならはやくやれよって感じですけど。
 

吸気バルブ1本のカーボンがこれです。
7万キロ走行のエンジンって考えたら少ないほうかなとは思うんですけどね。


排気、吸気共なんですがバルブのシート当たり面のところにカーボンがそこそこ付いてましたね。
黒い斑点のようになってこびりついてましたよ。
厚みがあるとこれだけで圧縮漏れが起きてパワーダウンの原因になるんですよね。


それにバルブ側に傷はないけどシートリングは材質が柔らかいんで凹んでバルブと密着しなくなったりするからね。

エンジンバラしてシリンダーヘッドを分解した時は必ずチェックする重要なポイントですよ。


カーボン落とし終わったあとは洗浄してキレイにしてあげましたよ。
いつものようにお風呂でね。


排気バルブの燃焼室側はそんなにキレイになってないけど、その他の部分はキレイになりましたよ。
一応、地肌が見えるぐらいキレイにはなりましたよ。


これでカーボン落としが残ってるのはフロントのシリンダーヘッドだけ。
燃焼室とポート内部のカーボン落としはちょっと時間かかるけどね。
もうひとがんばりしないと。