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サレ妻の希望は
『爪痕を残してやりたい』と
考えている。
不貞女との既に妊活中の不貞夫は
半ば堂々と外泊を繰り返す。
『修復の為の一歩』なのか
『離婚の為の一歩』なのか、
サレ妻の強い意思表示を示すべきでは?
と言うアドバイスの元、
サレ妻は、実家に帰省していた不貞女の元へ
向かった。
面会するのは、不貞女ではなく、
その両親と祖母への訪問だった。
不貞女の母親が玄関先で対応しようとするが
その押し問答を聞き、祖母が自宅へ招き
入れてくれた。
祖母も薄ら事情を知っているようで、
冒頭に
『私らは孫娘の幸せを願うだけ、
貴女には済まないと思っている』と
自ら謝罪する。
一方で、不貞女の母親は、
『こうなってしまった以上、諦めてもらう
しかない。』と娘の幸せの為に離婚を要求。
すると、サレ妻は説明をし始めた。
不貞夫から離婚調停が申し立てされている
現状から、この先の展開予想を、
実に12ページに渡る書面を読み上げた。
離婚調停は今後、数回にわたる話し合いの末
不成立になることを予測、その期間は、
主張によっては、一年にも及ぶことを明記、
その後、不貞夫が離婚裁判の提起しても、
1〜3年の中で審判が下される。
その間、サレ妻側からは
婚姻費用の分担請求の為の調停が
申し立てられ、その話し合いが並行して
行われる。
その間、離婚調停と同時に行われる
話し合いは、さらに長引き、
離婚調停も婚姻費用の調停も結論が出るまでに
2年を要する可能性もある。
淡々と読み上げるサレ妻の言葉を、
理解しようと必死で耳を傾ける
不貞女の母親と祖母。
『端的に言えば、こちらから離婚を承諾する
理由はありません。
最短で数年はかかると言うことをご理解
ください。
ここへ伺ったのは私に意思表示です。
私は離婚に応じることはありません。
お宅の娘さんが、晴れてうちの夫を手に
入れることができるのは、今妊活し、
生まれた子供が学校に上がる頃でしょう
かね。』
『まるで、嫌がらせじゃない』
『嫌がらせ?貴女がしたことは、嫌がらせ
以上の悪質なことを平気でしているの
ですよ。』
『恋愛は自由でしょ。』
『泥棒猫にそんなセリフを言えるの?』
『私らは、孫の幸せを願うだけです。
生きているうちに解決できないかも
知れないねぇ』
まるで、嫌がらせ宣言と受け止める
かのような対応の不貞女の母親と祖母。
『私たちにどうしろと言うんです?
娘に幸せを願ってはいけないんですか?』
『あはは、私の幸せを
毟り取ろうとしている方がよく言えますね』
『泥棒猫とその家族には茨の道が、
その先には、後継を産んでくれる子宮だけ
を待っている不貞夫の父母が待っています
から、彼らにとって、嫁は不要なんです。』
不貞女とその母親と祖母との話し合いが済み
帰宅したサレ妻を待っていたのは、
不貞夫の義母だった。
『貴女はなんの権利があって、息子の幸せを
奪うの?』
『私は自分の権利を行使しただけです。人に
とやかく言われることはありません。
次回の調停は不成立をこちらか提案
します。』
『いい加減に、弁護士を立てればいいじゃ
ない、なぜ弁護士を立てないの?』
『夫婦の問題にお義母さんが、口出すことは
ではないと思いますよ。
私、離婚しませんし。』
『・・・・・・』
10日後に行われた不貞夫が申し立てをした
離婚調停、1人目の弁護士が不貞夫の代理人
として出席した。
サレ妻は、数日前にあった出来事は一言も
発せず、
『私は離婚するつもりはありませんので、
不成立にして頂いて構いません。』
しかし、調停員も相手側には敏腕の弁護士が
代理人として、出席しており、結局、半ば
強制的に調停員に次回期日を決められ、
出廷を求められた。
調停後、家庭裁判所の出入り付近で
待ち受けていたのは、その弁護士だった。
話しかけようとするが、
『私は離婚するつもりはありませんので、
話し合いに応じるつもりはありませんよ』
表情を変えずに弁護士は、あっさりと引き
下がった。
しかし、話し合いを求める水面下の交渉を
求める書面が、翌日には届く。
『夫婦として既に破綻しており、離婚の為
の話し合いを求める』としている。
その内容には、不貞の事実に関しては、
一切、触れることはない。
サレ妻は1ヶ月後に開かれた調停で、
『離婚するつもりはなく、不貞夫は
有責配偶者であることは事実だ』と
調停員に述べた。
食いついたのは弁護士、
『その証拠を出しなさい』と調停員を通して
主張した。
『証拠は裁判であれば、提出します』
結局、また次回、調停期日が決められた。
『不貞を示す証拠は!』
『裁判で提出します。離婚をするとも、
それが夫婦破綻かどうか私にも判断できる
ので。』
裁判ならば、証拠があれば、敗訴が明らかな
不貞夫側は、どんな証拠があるのか
わからない?
いや、不貞夫が委任した弁護士には本音を
明かさない。
調停中に裁判官が、このままでは不成立に
なると告げると、サレ妻に事実があるの
ならば、その証拠を提出するように命じた。
1週間後、裁判所に提出した
サレ妻の証拠書類は、不貞女らが語った内容
で不貞の事実を認識しているというもの
だった。
サレ妻が書面を提出した10日後、不貞夫の
弁護士から、『辞任通知』の知らせが届いた。
1人目の弁護士が辞任した事を知らせるもの
だった。
その数日後には、2人目の弁護士から
受任通知が到着し、次回の調停に現れたのは、
その二人目の弁護士であった。
『不貞の事実は認めるが、離婚の話し合い
を継続して欲しい』という主旨の主張で
調停でも同席を求めてきた。
調停員の強い勧めもあり、同席を承諾すると
主張する内容は同じ。
『不貞の事実は認める。
しかし、夫婦関係は破綻していると
受け取れるので、速やかに離婚に向けての
条件を提示していただきたい。
また、今後の事を考えて、弁護士に委任
して欲しい』
『夫婦破綻しているとは思わない。
離婚は拒否する。
現段階で弁護士に委任する必要はない。』
強気なサレ妻の態度になんと、
2人目の弁護士は、弁護を辞任してしまう。
次回の調停は、申立人の都合で、予定が延期
することになった。
2人目の弁護士からの辞任連絡があった日、
自宅に現れたのは、不貞夫だった。
『そんなに俺を苦しめて、
何が楽しいんだ!』
その言葉にサレ妻は、激昂する。
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