東京電力福島第一原発の事故のあと、自粛が続いていた福島県北部の特産品、「あんぽ柿」の出荷が、県内の一部の地域で3年ぶりに再開され、生産が最盛期を迎えています。
あんぽ柿は、柿の実を煙でいぶしたあと1か月ほど干して柔らかく仕上げた干し柿で、福島県北部の特産品です。
原発事故のあと生産が自粛されていましたが、乾燥させる前の柿について、放射性物質の濃度が国の基準を下回り、加工しても問題ないとして、伊達市などの県内の10の地区で3年ぶりに生産が再開しました。
このうち、福島県桑折町の平井國雄さんの農園では、あんぽ柿作りが最盛期を迎えています。
作業は20人ほどで行われ、機械で柿を回しながら皮をむき、ひもにくくりつけてつるしたうえで、30分ほど煙でいぶしていました。
そして、乾燥させるために湿度が一定に保たれた部屋に運ばれていました。
平井さんは「あんぽ柿作りを再開できてうれしく思っています。全国の皆さんに、おいしくて安全なあんぽ柿をPRしていきたい」と話していました。
あんぽ柿作りは来月中旬まで行われ、放射性物質の検査を行って安全性を確認したうえで、来月上旬からは全国に向けて出荷が始まるということです。
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