婚活をするうえで、数年以内の結婚を目標に定めて活動している女性も多いだろう。

そのために、出会えたパートナー候補との関係は効率よく、“最短ルート”で深めたいもの。特に交際開始までのタイムラグをできるだけ短くするためには、初対面で相手に与える印象が大切だろう。

男性から好感を得、自分の好意も最大パフォーマンスで伝えるためには、どうすれば効果的なのだろうか。Facebookを利用した恋愛・婚活マッチングサービス「pairs」の男性ユーザーから寄せられた回答を分析し、初対面で男性の心をつかむのが上手だと思う女性の特徴を探ってみた。

■話を聞いてくれる女性は魅力的

最多回答は「相手の話を聞くのが上手」だった。

「恋愛に限らず、仕事でも好感度が高い」「気軽に話せると距離が近づいた気がして、相手にも魅力を感じる」「ニコニコ笑顔でノリよく接してくれたら、惚れてまうやろ!!」「話をよく聞いてくれたり褒めたりしてくれる女性は、ルックスは関係なく上目遣いやあざとい仕草であってもだまされてしまう(笑)」

以前に本欄「それって私のことが好きなの? 異性の好意を感じる行動パターン」内でも触れたが、自分の話に興味を示してくれるのは男女問わず嬉しいもの。お互いが「また会いたい」と思えるような楽しい時間を共有できたなら、男性から次の誘いがくる確率は上がりそうだ。

「挨拶が丁寧だと癒される」「一緒にいると安心して、自分をさらけ出せるような女性」など、「一緒にいると癒される」という回答も多い。恋愛だけなら刺激的なだけの交際もいいけれど、長い付き合いを前提にするなら心のよりどころとなる女性を求めるもの。癒し系女性の需要はやはり鉄板のようだ。

■「清潔感」「言葉遣い」のハードルクリアで速度アップ

初対面では、わかりやすい“女性らしさ”の効果は大きい。

見た目では「生活や性格はおのずと清潔感に反映される気がする」「清潔感があるのとないのでは印象がかなり変わる」と「清潔感のある服装」を挙げる意見が目立った。話した印象では「ノリのいい話でも敬語は忘れず、他人にもきれいに受け答えしていた様子」「職場、コンパなどシーンを問わず、礼儀やマナーをわきまえている女性のほうが評価は高い」「話す言葉がきれいだと家庭環境やそれまで受けた教育がうかがえる。会話していても面白い」など、「正しい日本語(敬語・尊敬語)が使える」の回答も多かった。

結婚を視野に入れている男性であれば、家族に胸を張って紹介できるか、将来持つであろう子供の母親として望ましいかなどの判断も頭をよぎることだろう。初対面でそこを軽々とクリアできるような女性なら、あとの展開のスピードアップも期待できるかもしれない。

出会ってからの期間が短いスピード婚は情熱的で、憧れるひともいるだろう。しかし、シェイクスピアの恋愛古典「ロミオとジュリエット」では、若いカップルを見守る神父がこう助言している。

「Wisely and slow; they stumble that run fast」(賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ)

幸せな恋愛のためのはずの抱負の、目的と手段が逆にならないようお気をつけください。