以前、実家があった駅の近くの病院に隣接しているケアセンターで、月一で母と一緒にボランティアをしていた時に、こういった場所では定番と言われていた♪故郷(うさぎおいし~)を皆さんと歌う前に、いつも右側の後ろの列で車椅子で優しく微笑みながら参加していらしたおじいちゃんとは呼べないくらいしっかりとしたご老人が

「懐かしさを感じる曲と言ってどこででも歌われているけれど、当時、特攻部隊に所属していた仲間が、前線で戦う前に私のハーモニカの伴奏で♪故郷を歌っていたんだよ、、皆それぞれが母親や自分の育った場所を思いながら最期に歌った曲なんだよね…、本当は悲しい曲でもあるんだ…」

と私に笑顔のままで教えてくれました。

そして私と一緒にハーモニカで伴奏してくださいました。

それからは、自ら♪故郷♪を選曲しなくなりました。それでもアンコールやリクエスト曲で♪故郷♪はやはり定番です。


そしてもう一曲、母との悲しい想い出の曲になってしまった♪花は咲く♪の話…

震災後に作られて、今では定番となったこの曲は、当時コーラス指導もしていた母は、ケアセンターでも歌詞カードを作り、皆さんにも指導していました。

母が亡くなる数日前、ベッドで眠りながら指揮をしていたので、♪花は咲く♪のCDをかけたら、とても悲しい顔でひとこと「やめて!」と…

今では定番となった復興、応援の曲も、私にとっては辛くて悲しい想い出の曲になってしまいました。

そしてあの時、母に辛い思いをさせてしまったと後悔でいっぱいになり、仕事先でこの曲を吹いたり歌う時には涙が止まらなくなります。


その事とは別に…

この応援ソングは、当事者の方々にとってはどうなのかな?と思う時があって。
皆さんそれぞれのお気持ちを考えながら選曲したり…も、私の仕事なのかなと。

音楽って楽しいけど、時には辛い事を思い出したり苦しくなったり、、

それでも私は一生続けていくんだろうな~って思います。

今日一日、今後私に出来ることを考えながら過ごそうと思います。