僕が20代前半の頃の話。
大型の銭湯とかスパとかは同性愛者に付きまとわれたり等、色々嫌な思いをしたんだけど近所に下町ならではの古びた銭湯があった。一回400円、大きな一つの湯船、壁には富士山の絵、ケロヨンの桶、番台にお婆ちゃんの番頭さん、シャンプー置き場には近所の人が置いてく黒マジックで書かれた名前入りのシャンプーとか。
僕はその銭湯が好きだった。
彼女が出来れば、よく連れてった。
古いドラマのワンシーンみたいだwそんなワンシーンに憧れたのもあったけど、彼女が出てくるのを待ちながら番頭のお婆ちゃんと話しながらコーヒー牛乳を飲むのも凄く楽しかった\(゛)/心まで温まるのである。
勿論ご近所の人しか来ないので、嫌な思いもしなかったw
僕は暇があれば、必ず行ってた銭湯。
銭湯の常連客で、近所に住むコウちゃんと呼ばれてる知的障害の青年がいた。
彼は、色んな人の背中を流すのが好きな青年だった。
僕も流されたことがあるし、皆喜んでくれるから背中を流すという、とても優しい子だった。
仕事で半年間くらい日本全国でホテル暮らしをして帰ってきた日、久しぶりに銭湯へ行った。
夜の10時にその銭湯は閉まるので、9時過ぎになると人もかなり少なくなる(ほぼ独占)。
その時間に狙いをつけて、銭湯へ行った\(゛)/
中へ入ると、コウちゃんが一人で入ってた。
僕 「お~コウちゃん久しぶりだねぇ~元気にしてた?ww」
コウちゃん 「うわぁぁぁぁあぁあああああああああ!!!」
っとまぁ~久しぶりの再会を二人で喜びつつ、背中を流してもらい湯船に二人で無言で浸かってた時、もう一人のお客さんがきた。
パンチパーマの上半身刺青を入れた40歳半ばの、イカツイおじさん・・・
ヤバイ・・・怖い・・・すぐに出ても何かイヤラシイし・・・しかも・・・コウちゃんいるし・・・どうしよう・・・よし・・・ヤクザが湯船に入ったら洗い場に行こう・・・とにかく自然に自然に・・・ナチュラルに・・・色々考えながら湯船の中で様子見してた。
浴場に入ってきてそうそうに刺青おじさんが、まずは洗い場で体をお湯で流し出した!
その時!!!!!!!!
コウちゃん 「うぁあああああああああああ!!!!!汚れてるぅうううううううううううううう!!!!!!!」
僕 「\(゛)/」(刺青は汚れじゃない!!!コウちゃん!!)と思う・・・
コウちゃん 「あああああああああああああああ!!!!!!!!」(湯船から飛び出す!)
刺青おじさんの背中をタオルで擦りはじめる!!
刺青おじさん 「なんじゃ!!お前!!こらぁ!!!!がき!!!!!!!」
コウちゃん 「うあぁああああああああああああ!!!!!!龍!!!!!!」(刺青に龍もあった)
刺青おじさん 「おい!!!!ガキ!!!!なめてんのか!!!!」(コウちゃんのタオルを取り上げて投げる)
コウちゃんは投げられたタオルを取りにいって、刺青おじさんの様子を見た。
さすがに、コウちゃんも駄目だと思ったのだろう・・・とりあえず湯船の中でプルプル見守る僕・・・
刺青おじさんが湯船に来た!!ナチュラルに湯船から出る僕!!タオルを握って様子を見るコウちゃん!!
頭を洗ったのに、もう一度ナチュラルに頭を洗う僕!!気持ち良さそうに湯船に浸かる刺青!!様子見コウ!!
湯船から出る刺青!!ナチュラルに湯船に浸かりに行く僕!!様子見コウ!!
頭を洗い出す刺青!!シャンプーをつけて泡だらけで、かがんで身動きがとれない体勢!!その時!!!
コウちゃん 「うわぁああああああああああああ!!!!!!!」
湯船の中から見てた僕は不思議な光景だった。
とにかく、あの瞬間ケロヨンの桶を持って見守った。
身動きがとれない刺青おじさんの背中を見事までに擦るコウちゃんの、あの勇ましい姿。
最後には刺青おじさんも、頼むからやめてくれ!っと言わせた・・・あの擦り・・・
また・・・いつか行きたいな~あの銭湯\(゛)/
お~仕事に追われてブログが疎かに^^;
でもまぁ~自分のペースでいかないとねw
それでも、自分なりに面白いこと一杯書きたいな\(゛)/
ん~タイトルは本文書いた後に、決めた方が良いですねぇ^^;全然関係ない事を・・・
とりあえず!4月も頑張ります!!さぁ!寝るよ!おやすみなさい^^