先日の「アセンションは困難を伴うプロセス」のように一見ネガティブなテーマの記事は世間では受けが良くないようである。たぶん、誰でも簡単に引き寄せができるとか、幸せになれるみたいなのが人気があるのだと思うが、当ブログはそんな世間の風潮には構わず、本気で意識レベル向上に役に立つことについて書いていく(当然だが、べつに引き寄せとか幸せとかが当ブログのテーマにならないということではないし、そういうテーマの批判ではないからね。当ブログでは「一見ネガティブなテーマ」についても書いていく、ということ)。

ということで、「一見ネガティブ系」記事を今回も書く。「一見」と強調しているのは、ネガティブの裏にはポジティブな面が潜んでいるからであり、単なる「100%ネガティブ」ではないからである。

「アセンションは困難を伴うプロセス」に書いたように、覚醒・アセンションへの道を歩むと、大なり小なり困難はやってくる。というか、その道を歩まなくても、人生には大なり小なり困難はやってくるだろうが。そして思い出してほしいのだが、そもそも、お釈迦様だって苦しんで苦しんで壮絶な人生の状況を迎えてから悟っているではないか。まあ、何事にも例外はあるので、もともと浄化すべきカルマの量がもの凄く少なかった人とか、ほとんど人生の最初から覚醒していた人とかもいるだろうけど、普通はそうじゃないから。

それにね。必要があって、生まれる前に自分で困難を設定してきていたりする。その関連の話は後でしたい。

では、今回の表題の「人生のどん底で何を悟るか」。覚醒・アセンションへの道を歩んでいて、人生のどん底と言えるような状況になったと仮定する。この時、何が得られるか、何を悟るか、この状況のポジティブな面は何かというのが今回のお題。唯一の正解というのはないけど、想定している答えがあるので、クイズとして考えてみてもらいたい。

すぐ下に想定の答えを書くと見えてしまうので、ここで流れをぶった切って数段落無駄話を入れないといけないのがつらい(読み進める前にクイズの答えを考えてね)。

 

以下、「一見」無駄話。非常に唐突だが、一番最初に読んだスピリチュアルの本はバシャールで、なんでその怪しい話を信じたかというと、「(3次元の)地球人には絶対書けない内容だ」と思わざるを得なかったから。普通の人が高次元の宇宙人になりきって書くって無理だからね。いつか、どこかで設定の矛盾が出てくるから。もし、矛盾がなく、そんなに凄いことが書けるんだったら、仮に地球人が書いていたとしたって有益であることに変わりはないから、それはそれでよい。

それで、バシャールは凄いとは思ったし、話の内容は信じていたんだけど、こんなことも思った。

「いやいや、あんた(バシャール)は地球と離れた高次元の世界、安全な世界、地球上のネガティブな人や事柄から悪影響を受けないところにいるから、そんなことが言えるんだよ。嘘だと思ったら、地球に転生してみなよ。地球に来たらこうなっちゃうんだって。まあ、地球人の気持ちはわからんだろうよ。」

この話の続きはまた後で。

では、先ほどのクイズの答え。唯一の答えではないが、想定していた答えは「人生のどん底では、エゴ(個人意識)が自分(エゴ)は無力であることを知る。エゴは成すすべなしと悟る。エゴは人生をコントロールできないと知る。エゴがサレンダーする(降参、諦め)」。

これは覚醒に至る道において、転換点ともなる大きな気づきである。非二元的には「そもそもエゴ(個人)など存在しない」なのだが、この時点ではまだその結論には至らない。しかし、エゴが絶望のあまり、降参して諦めるのである。エゴが弱って弱って消滅の方向へと動き出すのである(ただし、エゴは最後まで自殺しない)。

エゴ(個人意識)が消滅して、全体意識が現れることが覚醒であるから、そのコースに乗ったということになる。覚醒への道という観点からは、非常にポジティブな出来事と見ることができるのである。

この後どうなるかというと、エゴは自分が何をやってもうまくいかないし、どうにもならないから(どん底だから)、人生の流れ(全体性、神)に身を任せるしかなくなる。しかし、それで良いのである。なんと、いつの間にか正しい方向に向かってしまったではないか。「人間万事塞翁が馬」ということである。

覚醒・アセンションへの道というこのブログの主要なテーマに沿った想定の答えは以上だけど、ほかにも答えはある。

1つは、どん底状態では、「色々なもののありがたみを知ることができる」。健康とか、食事とか、時間とか、お金とかのありがたみがわかる。助けてくれる人がいれば、人のありがたみがわかる。今まで当たり前だと思っていたものが、当たり前ではないことに気づく。

もう1つは、「困難な状況に直面している他人の気持ちがわかるようになる」。スターシードとかライトワーカーにも色々あるにしても、他人を助けるという役割はある程度共通だろう。高次元から地球に転生してきたり、中には大天使の生まれ変わりという人もいるらしいが、この時に「楽勝の人生」を設定してくると、困難に苦しんでいる人の気持ちがわからない場合があるのである。さきほど、バシャールの本を最初に読んだ頃に思ったことを書いたが、あれは単なる戯言ではなく、あれにも一分の理はあるのである。困難に苦しんでいる人の気持ちがわからないと、他人を助けることが難しい。だから、他人を助ける役割の人は、生まれる前に自分で困難を設定してきている場合もあるらしいのである。

 

※ バシャール自身はダリル・アンカが彼の生まれ変わりだったと思うので、彼を通じて地球の知識等もあるだろうし、他人を助けるうえでの経験も豊富らしいが、他人を助けるための訓練が必要な場合もあると言っていた気がする。


だから、単純に過去のカルマが少ないから「楽勝の人生」ということでもない。過去のカルマが多かったから困難な人生ということでもない。K. Angelさんの仲間でありスピリチュアルの師匠的な人である世界的なヒーラーが大天使の生まれ変わりらしいとか言っていて驚いたのだが、それでもこの転生における過去の人生は一通りの困難を味わったらしい。大天使なら「楽勝の人生」を設定することも可能なはずだが、必要とあらば困難な人生を設定してくるということなのである。

 

ブログランキングに参加しています。是非2ヶ所の応援クリックをお願いします。いつもクリックしていただいている方、ありがとうございます。愛と光のエネルギーを送ります。

 

   にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ


メンタルブロックを消すためのワークとしても使えます。 自分の内面を直視して、クリックした時の気持ちがどう変化するのかを見ていきます。損した気分にならずに、躊躇せずにクリックできるようになり、さらに喜んで応援クリックができるようになった時、なんらかの良い変化が起きたということは言うまでもありません。