













Happy BirthDay to 翔



ネタバレ注意!
完全レポになっているため
ネタバレがダメな方はご遠慮ください。
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レベル1「恋のはじまり」
(あ、Waveだ……)
事務所の応接室で、私は机に置かれていた雑誌を手に取った。
表紙には大きくWaveの文字と、仲良く並ぶ5人が載っている。
主人公「わ……10ページ以上も特集されてる」
その雑誌どこで買えますか?( ̄▽+ ̄*)
アイドルとして芸能界での仕事を始めることになって、少し。
最近、歌手としてデビューすることも決まり、初めてのレコーディングやPV撮影と雑誌を見る余裕なんてまったくなかった。
(やっぱり、Waveってすごいなぁ……)
特集ページに目を通しながら、私は自然とため息をもらした。
ネコの着ぐるみを着たモデルという、初めての仕事からの帰り……私はメンバーの一人である藤崎さんに廊下で衝突するなんて大きな失敗をしてしまった。
主人公「もっと、ちゃんと謝ればよかったのかな……」
(皆さん、本当に優しかったけど……)
コンタクトレンズのせいとはいえ、すごく怖い顔をしていた藤崎さんの顔が頭をよぎる。
主人公「……もし会えたら、もう一度しっかり謝らないと……」
ほとんど無意識にそう呟いた時、応接室に山田さんが入ってきた。
主人公「あ、おはようございます!」
山田「おはよう……」
と、山田さんは私が見ている雑誌を、チラリと見た。
山田「見たのか、どうだった?」
(どうだった、って……)
何を聞かれているのか分からずに、困惑すると山田さんは眉をひそめた。
山田「小さいが、お前のデビュー曲を紹介する記事が載っていただろう?」
主人公「……え?」
ビックリしながら雑誌を慌ててめくっていくと、後ろの方の新人を紹介するコーナーに確かに私の記事が載っていた。
主人公「『期待の新人、歌唱力にも注目』……?」
(●´ω`●)ゞ
思わず口に出して、私は目を見張った。
主人公「あの、これって……」
山田「ああ、すごいことだ。デビュー前にここまで取り上げてもらえるのは、あまりないからな。この記事の効果もあって、デビュー曲をテレビで歌えることになった」
主人公「え、テレビ……ですか?」
山田「そうだ。今週のミュージックスタジオへの出演だ」
告げられた番組名に、私はすぐには二の句が継げなかった。
ミュージックスタジオは、話題の歌手が数多く出演することでも有名な生放送の音楽番組だ。
主人公「今週……生放送……」
(まだどこでも歌ったことがないのに、まさか初披露が生放送なんて……)
ビックリしたせいで固まっていると、山田さんは難しい顔になった。
山田「きついことを言うが、お前のような新人がデビュー曲をMスタで歌えることは珍しい。確かに初披露が生放送では、大仕事だが……これはチャンスだぞ」
山田さんの真剣な言葉に、私は膝の上に置いていた手をギュッと握りしめる。
主人公「山田さん、私……」