公開されたテレメトリーデータはこれらのことを前提で見てみると全く違ったデータに見えてくる。
マシンに異常を感じたアイルトン・セナが瞬時にスロットルを戻しているならどの部分に異常を感じたというのだろう。
どんなに訓練されていたとしても反応するには時間が必要だ。
裁判ではステアリングコラムの破損が妥当と判断された。
そのことを受け世間では以前から疑いのあったパワステに注目するようになった。
それは公開されたテレメトリーデータでパワステの油圧異常が見て取れるからである。
パワステの異常と同時にスロットルを戻す。
しかしあり得るのだろうか。そんなことが・・・。
普通に考えればあり得ないだろう。
だから私は考えたのだ。
異常を感じてスロットルを戻していたのではなくそのようにしなければいけない理由があったのではないかと。
バンプを乗り越えるたびにスロットルコントロールを余儀なくされていたのであれば異常と同時にスロットルを戻していることに納得できる。
だが今度は別の疑念が私を覆う。
最初から読む