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F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~は、1994年サンマリノGPで発生した事故の真相を追及するものです。

小説風に書いていきます。更新は2か月1回のペースでやっていきたいと思います。
タイトル写真:BigTallGuy

公開されたテレメトリーデータはこれらのことを前提で見てみると全く違ったデータに見えてくる。


マシンに異常を感じたアイルトン・セナが瞬時にスロットルを戻しているならどの部分に異常を感じたというのだろう。


どんなに訓練されていたとしても反応するには時間が必要だ。


裁判ではステアリングコラムの破損が妥当と判断された。


そのことを受け世間では以前から疑いのあったパワステに注目するようになった。


それは公開されたテレメトリーデータでパワステの油圧異常が見て取れるからである。


パワステの異常と同時にスロットルを戻す。


しかしあり得るのだろうか。そんなことが・・・。


普通に考えればあり得ないだろう。


だから私は考えたのだ。


異常を感じてスロットルを戻していたのではなくそのようにしなければいけない理由があったのではないかと。


バンプを乗り越えるたびにスロットルコントロールを余儀なくされていたのであれば異常と同時にスロットルを戻していることに納得できる。


だが今度は別の疑念が私を覆う。




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