レッドブル・レーシングのデイビッド・クルサードは、自分が来年のラインナップから外されることはないと主張し、フェルナンド・アロンソのレッドブル加入のうわさを否定した。
 ITV での連載コラムにおいて、クルサードは、来年自分がレッドブルにとどまることは“100パーセント確実”であると主張すると共に、レッドブルはアロンソと交渉を行ったと発言したトロロッソの共同オーナー、フランツ・トストを激しく非難した。アロンソの来季の行き先はいまだ決まっておらず、ここ数週間はレッドブルが候補のひとつに挙げられてきたが、トストはそのうわさをあおるような発言を行っていた。
「レッドブルの人間として、僕はあることに驚いた」とクルサードは語っている。
「こういった推測はすべて、スクーデリア・トロロッソのチーム代表、フランツ・トストが、メディアに対して、レッドブルとアロンソの間で話し合いが持たれたと発言したことから始まったからだ。そんなことをする権限は一切なく、契約の状況も知らないにもかかわらず、同じ親会社に所有されるもうひとつのチームについてコメントすることが適切な行動であると、彼がなぜ思ったのか、僕には理解できない」
「STRは今年僕らと同じマシンを使っていたにもかかわらず、パフォーマンスは遠く及ばなかった。彼は、僕らのことではなく、自分たちの仕事に集中すべきなんじゃないのか?」
「2008年にフェルナンド・アロンソがレッドブルに加入することはあり得ないし、自分が来年このチームでレースをするということを、僕は100パーセント確信している。アロンソのうわさが出始めたころから、全く気にしたことはない」
「僕がレッドブルとかわした契約は、拘束力のあるものだ。いかなるマシンであれレッドブルは自らがスポンサードするマシンに僕を乗せることができるということを約束する一枚の書類に、サインをして終わりというわけじゃない。契約は非常に詳細なもので、エントリーするF1イベントすべてで僕がマシンをドライブしなければならないと記されている。もっと若いドライバーの場合は必ずしもこうではないと思うけれどね」
「つまり、結婚と同じで、片方がある日これ以上続けたくないと思っても、そうはいかないんだ。そういう場合は、解決策を探さなければならない。でも、自分自身の気持ちは分かっているし、レッドブルのオーナーのディートリッヒ・マテシッツも僕と同じ気持ちでいることは分かっているので、そういうことにはならないだろう。彼は約束を守る人間だからね」
 クルサードは、アロンソにとってレッドブルは適した場所ではないとの考えを示すと共に、シーズン後半の言動を非難されたアロンソを擁護している。
「マクラーレンのような常勝チームを出て、上を目指している最中のチームに加入したいと思うかどうか、考えてみればいい」とクルサードは言う。
「彼はそんなことをする必要はない。1年休養して戻ってきても十分やれるだけの若さがあるからね」
「アロンソのマクラーレンでの言動を見ると、地道に努力して勝てるマシンを育てていき、それにつれて結果が変わってくるのを見て喜ぶ、といった印象は受けないね。アロンソにとって一番論理的な行き先はルノーだ。そうでなければ、かなり可能性が低くなるが、トヨタならアロンソの契約金を払う力がある。レッドブルは、アロンソが契約するチームとしては最も可能性が低い。いずれにしても彼が望むだけの金額を払えないだろうからね」
「マクラーレンに対する態度に批判はあったが、2007年にアプローチを変えようとしなかったアロンソを、僕は立派だと思った。フェルナンドと一緒に働いていた人々が言うには、シーズン後半にはかんしゃくを起こしもしたが、彼は常に自分自身であり続けたという」
「ただ、イギリス人の新たなチャンピオン候補を批判したために、イギリスのメディアにこき下ろされてしまったんだ。それだけのことだ。なんてことだ。新星ルイス・ハミルトンに対する疑問を投げかけたことで、彼はどれだけダメージを被ったと思う? 今年の問題はスポーツからかけ離れたイメージを与えたけれど、姿勢を一貫して曲げない人間は高く評価すべきだ」

 トルコ、シンガポール、アブダビに続き、セルビアがF1の新たな開催地の仲間入りを果たすかもしれない。先日、FIA会長マックス・モズレーが同国を訪れ、話し合いを行ったと報じられたのだ。
 インターネットテレビ放送を行うカナダのJumpTVによると、モズレーはセルビアの首都ベオグラードを訪れ、ボイスラブ・コシュトニツァ首相と、セルビアにおけるサーキット建設の可能性について話し合いを行ったという。
 www.homeofsport.comの報道によれば、FIA傘下にあるセルビアの自動車連盟、オートモト・サベズ・スルビジェ(AMSS)がこのプロジェクトを請け負うとの声明が出されたという。それ以上の詳細はいまだ発表がないが、地元メディアはF1の商業権を握るバーニー・エクレストンとコシュトニツァ首相が昨年、話し合いを行ったと伝えている。
 この際、エクレストンとコシュトニツァ首相は、ワールドシリーズbyルノーで活躍を見せたセルビア人トップドライバー、ミロス・パブロビッチの将来についても話し合ったと報じられている。現在25歳のパブロビッチには、ペトロリューム・インダストリー・オブ・セルビア、政府出資企業のテレコム・スルビジャなどのスポンサーがついている。
 JumpTVは、首相が「本プロジェクトは、セルビアの自動車レース、また観光や国の宣伝のために重要なものである」と述べたと伝えている。


セルビア

ドイツのレーシングカー製造メーカーであるHWAが2009年にF1参入か、そんな報道が持ち上がっている。

ニュース誌『フォーカス』によると、2000年からメルセデスのDTMマシンを手がけている同社が、マクラーレンとメルセデスのコラボに一枚噛む可能性があるという。

一台60万ドル(約6,500万円)というメルセデスのスーパーカー、SLRはマクラーレンの製作だが、今年6月には、その後継車種がHWAとの合作になるのではと報じられたこともある。

おもしろいことに、HWA社長はメルセデス・ベンツの元CEOであるユルゲン・フベルト。マクラーレンとメルセデスの英独同盟に終焉の兆しか、との憶測も呼びそうだ。


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