初詣の悲劇

まずは明けましておめでとうございます。

今年も役者としてより多くの知恵と力をつけていこうと思います。

そこでまずは何においても新年始まればすぐに初詣が必須！

運気商売ということもあって、神様に対する敬意とご挨拶は欠かせない。

今回初詣に選んだのは埼玉は秩父、三峰神社。

ここはパワースポットでもあり、ご神木が触れることでも有名だったりする。

朝からバイクを飛ばし、山道に入ると、すでにここの人気がわかる。

境内に入る前にすでに道路が10kmの渋滞。

山道のため片側一車線の1本道。

7kmは車を抜かしながら進んだが残りの3kmは断念。

仕方なく、バイクを路肩に止めて歩いた。

近くに「三峰神社はこちら」という看板があり、

みんなとは列を外し、そっちへ進んでみると、誰もいない山道。

これはおれだけ近道を見つけちまったか？と思いきや、まさかの歩くこと30分。

境内に出たというか、境内の真裏から登場しちまった。

いきなり縁起悪💦

まぁ、そんなことはいい。とりあえず、お参りを済ませ、ご神木を触らせていただこうと歩き始めると、すぐ横に「白い気守」という、お守りを発見。

この気守り、ネットで調べるとかなりご利益があるらしく、毎月1日にしか配付されないらしい。

しかも、2000円。

なかなか高い。

これは手に入れるには整理券が必要だとのことで、おれも整理券を探してみることに。

もう、間に合わないか、、、。と、いう不安は杞憂におわり、整理券は手に入った。

が、そこで気がついた。

おれの財布の残高。。。

1956円。

まじか💦44円足りない。

まさかこんなところでクレジットカードなんか使えるわけないだろうし。

かと言って、近くのATMは山を下って約1時間走ったところ。

期限は19時まで。只今17時30分。

役者に選択権はなかった。

行くしかない。

おれは来た山道をダッシュで降りた。

正直またここに戻ってくるのだと思うとすでにつらかった。まずもって寒い。しかも、日が暮れて暗くなってきやがった。

そんな文句もありつつ走ること1時間。

ATMを見つけ、バイクのエンジンをかけた。

と、おれはまたしても災難に気がついた。

ガソリンが、、、。

考える間も無くおれはスタンドを探しまくった。

運良くそんなに時間はとらずに見つかった。

それはガソリンいれ、今度こそ！

ナビを開き場所をセットすると到着時刻は19時4分。

そこでおれは諦めることを知った。

年始早々諦めるなんてことはしたくなかったのだが、、、。

しかも、ATM行って、また帰ってくるから良いか。と思いご神木にも触れてないし。

おいおい、今年大丈夫か？わら

独創性

芝居においてやはり独創性は必要不可欠だと思う。

人と同じことをやっててはつまらんし、

人と同じことをするのであればおれが出る幕もない。

表現をするにあたって、芝居は他人を演じるものだけど、使うのは自分の体で、あくまで自分の表現で他人を生きるのだと思う。

ってことはやっぱおれ自身にそれなりの魅力とか独創性がなきゃ話にならん。

スタニフラフスキーは世界の美しいものを最右翼から最左翼まで見て、それを芸術として認知しなければならない的なこと言ってたけど、

世の中にある芸術をまずはおれが感じなきゃ話にならないな。。。

おれのバイクを停めていた駐輪場の横に子供が自転車を置いた。

おれもこの子もこの乗り物にひどく入れ込んでいるのだと思うとなんだか心打たれたわ。

その自転車をおれのバイクの横に置いたその感覚とそれを後ろから眺めた画がおれはなんだか人間味のある芸術に感じた。。。

役作り散策

今年10月より撮影に入る映画のために山を散策。

思えば、おれは山が大好きで、仕事には関係なく山にはよく遊びにくるが、こんなのは初めてだ。

今までにいったどこの山よりもずっと山らしい。

というか、この異様な入り口なんだ。。。

その名も「理想郷」。

これほど名前と見た目が合っているロケーションはあるだろうか。。。

正直入るのがすごい怖い。

いや、でも、これ入らなかったらおれはたぶん役者として良い仕事なんかできねぇ。

この先にはなぜか鳥居と神様が祀られていた。

おれはそこで霊感もないのにすごい寒気を感じ速攻拝んで、速攻で帰った。

役者として、まだまだ魅力がたりないと、自分で自分を卑下する結果になった。